親知らずを抜いてから1ヶ月。
ようやく違和感なく飯が食えるくらいに落ち着きました。
抜いた直後から3週間くらいは、「抜かない方が良かった」と何度後悔した事か……。
抜歯する時の恐怖と術後の痛みは経験者にしか分からないものがありますね……。
今回は親知らずを抜いた際の症状と、併発した問題の対処をまとめてみました。
親知らずを抜くメリットとデメリット
まずは抜歯するメリット&デメリットを簡単にまとめ。
- 奥歯付近の虫歯&炎症を防ぐ
- 小顔になる可能性がある(らしい)
- 歯磨きが奥まで届きやすくなり、口臭予防になる
様々な理由で抜く方がいると思いますが、僕が抜こうと思ったのは度々発症する『口内炎』が原因。
歯科医の話では、ストレス&取りにくい箇所の歯垢が原因で炎症を起こしてしまう、とのこと。
小顔については稀にそういった効果が現れる人もいる、という程度らしいですね。まぁ、骨を抜くわけですし、後々気づかない程度にはエラが小さくなるかもしれません。
- 抜歯後に来る痛み
- 術後は口臭が気になる
- 人によっては術後に発熱、腫れの症状が出る
上記は僕が経験した事です。
個人的には辛かったのは口臭。
抜歯後に患部を縫合する訳ですが、その糸が匂いの元になるんですよね……。痛くてまともに歯磨きも出来ないしで、この時のストレスは半端ないものがありましたね。
さて、次は本題の抜歯後に併発する症状の対処法をまとめ。
抜歯後に発生する症状と対処法
抜歯後には痛みを始め、様々な症状が発症します。
出血が止まらない
抜歯直後に、ガーゼを口から出した後にも出血が続く事があります。要因としては、ガーゼをしっかり噛んでいなかったり、患部への過度の刺激などが考えられますが、大量に出血し続ける場合は迷わず歯科医に連絡しましょう。
唾液に混じる程度の出血であれば、清潔なガーゼをもう一度20分ほど噛み、圧迫止血を行いましょう。
人によっては2〜3日程度は唾液に血が混じる事もあるようなので、軽度であれば特に気にしなくても大丈夫なようです。
抜歯後の痛み
抜歯をしてから1週間ほどは、患部がジンジンと痛みます。この症状は上の歯よりも下の親知らずを抜いた際により強く現れるようです。
こればっかりは「痛み止め」しか対処法はありません。
ロキソニンを6時間に1度ほどの頻度で使用し、痛みを和らげましょう。
服用後30分から1時間後くらいに効き始めるはずです。
抜歯後の発熱&頭痛
人によっては、抜歯後の翌日〜3日以内に、頭痛や発熱等の症状で体調を崩す事があります。
これは、体が抜歯後の傷を治すための炎症が起因になっています。自然治癒力ってやつですね。鉄砲で撃たれたアシタカと同じ現象です。
対処法は安静にする事と解熱剤。就寝前に水分をたっぷり取り、発汗する事で体の熱を外に出してあげましょう。
個人的によく効いたのがバファリン。38度を超えた時の体の倦怠感と頭痛には心底参りましたが、服用して起床した頃には平熱に。サンキューバファリン。
抜糸前に糸が解れた
知人に相談したところ、親知らず抜歯あるあるらしいです。
僕の場合は抜歯から3日後くらいに縫合した後の糸が解れて、4センチくらいの糸が患部付近を飛び回る状態に。
歯科医さんに聞くと、放置でOKとの事でした。
あまりにも解れた糸が長くて気になる場合は、清潔な裁縫バサミ等を使って少し切ってしまっても構いません。口の中で暴れまわる方がよっぽど危険です。
抜歯後の口臭
患部付近の歯磨きで取りきれない食べカスや、縫合に使った糸が原因。
術後は無理に患部を刺激する事はNGなので、口臭が気になるからと言って、強いうがいや患部付近の歯磨きは控えましょう。
抜糸した後は段々と落ち着いてきますが、歯肉に食べカスが入った際には気になる事も。
うがい薬(イソジンなど)を使用するなどして、患部を刺激しないように口腔内を清潔に保ちましょう。
その他の症状
上記の僕が経験した症状の他にも、炎症が原因で顔が腫れたり、止血の際に血餅が上手に作られず、痛み止めが効かないほどの激痛を伴うドライソケットという症状を発症する事があります。
顔の腫れは2〜3日後がピークで1週間ほど掛けて徐々に治るようですが、ドライソケットの場合、3日目を超えてからも激痛が続くようです。
呼吸や食事の際に過度な痛みを感じる場合は、すぐにかかりつけ医に連絡しましょう。
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