Windows PCに使うキーボードを探して3台目。
5,000円以下、テンキーレス、Bluetooth接続の条件で吟味し、遂にベストバイのlogicool『K380 PEBBLE KEYS』に出会った。
前情報で評価が高いのは知っていたが、丸みを帯びたキーにどうしても購買意欲が湧かずスルーしていたK380。
使ってみると可愛いと愛着が湧くくらい感触が良い。
logicool製の確かな質感と実用性。
筆者は気に入ったモノに名前をつけると言う、他人が知ると若干キツめの悪癖があるが、この子もネームドの仲間入りをしたガジェットの一つ。
なお、今回筆者が購入したものはUSキーボード。
JISキーボードとは配列が少し違っているので注意。
- アプリでFnロック可能
- ポップだが質感ヨシ
- 同価格帯のテンキーレスでは間違いなく最強
ちなみにサクラレビューは4.29で合格。
さすがは皆に愛されるLogicool!
K380の仕様
まずは簡単なご紹介。
- 最大3台まで同期
- Fnロックはアプリで可能
- Bluetooth接続
高さ124mm、幅279mm、奥行き16mm、重量423g(電池含む)。
単4電池2本が付属で、電池寿命は約24ヶ月。
後継機に380KSがあり、こちらは先代と比べて10g軽く、電池寿命が36ヶ月と長くなっている。
並行輸入品(US配列)だとK380Sが売っていなかったため、初代のK380をチョイス。
可愛さは間違いなくK380が優勝。
同価格帯のテンキーレスキーボードと比べると、横幅と奥行きが少し小さめ。
キーのサイズは丸い分、3/4くらいの大きさになっている。
傾斜をつけるための脚部分は無いので、ノートPCのようなタイピング感に近い。
が、個人的にこちらは長所。
薄い方が見栄えは良いが、その分筐体が鉄製でも無い限りタイピング時に土台部分が不安定になってしまうからだ。
実際に安価のキーボードを使用してみると分かるが、この差はかなり大きい。
以前にレビューしたキーボードは、少し強くタイピングすると筐体そのものが撓み、土台部分の不安定さが際立っていた。
K380だと打つ度にガタガタっとなるストレスは皆無。
今現在、お世辞にも平とは言えない机の上でキーを叩いているが、かなり安定している。
丸いキーの使い心地について
k380BK。可愛い。
K380はキーが全体的に丸っこいのが最大の特徴。
コンパクトなサイズに、柔らかさを感じさせる小さな丸いキー。
アラサーのおっさんが持つに相応しいかは置いておいて、
「この丸いキーって打ちにくくないの?」
と不安な方もいるでしょう。
ぶっちゃけかなり打ちづらいっ!
公式サイトでは「指先にフィットする〜」という触れ込みで紹介されているが、普段四角いキーでタイピングをしているのに丸いキーが指にフィットするわけねぇだろぉぉおっ!
他商品と比べても、キーボード本体自体が若干小さめ。
その上キーの面積が3/4くらいになっている影響で、筆者の無駄にデカい手で使うとミスタッチが増える増える・・・
寿司打ちでテストタイピング。自己平均のの3/4くらい。
そんなわけで(特に男性諸君は)文字起こしや執筆など、ライティングのお供としてはまっっったくオススメできない。
それでもベストバイと言えるのは、その他の要素が有り余るほど素晴らしいから。
キーに慣れさえすれば、1万円くらいのキーボードに劣らないほど、コスパがいーんです。
打鍵感、ヨシ
キーボードを選ぶ上で重要な打鍵感。
これが廉価品と思えないほど良い。
今まで購入したテンキーレスキーボード(AnkerウルトラスリムとEWiNキーボード等)は、全て薄く軽量。
廉価キーボードには拭えない安っぽい打鍵感があり、強めに叩くと筐体の不安定さから静音性に問題がある物がほとんどだった。
しかし、K380に至ってはそれを全く感じさせない。
テンキーレスのワイヤレスキーボードとしては重めだが、その重さのおかげで土台がしっかりしている分、撓みなどもないので、キータッチが強めの人でも不満なく使える。
キーストロークはテンキーレスキーボードの中では若干硬めで、メカニカルキーボードとバタフライ構造を足して2で割った感じ。
しっかりと反発があり、入力の際の音も静か。
ポップな見た目から打鍵感も安っぽいのでは、と警戒していたが、杞憂だった。
長時間の使用だと手が窮屈に感じるが、何かを検索する時にパパッと打つくらいの使用頻度であれば、同価格帯のワイヤレスキーボードの中でも間違いなくピカイチ。
安いのにどことなく高級感がある。そんな感じのキーボード。
Fnロックはアプリで可能
Windows環境では必須になるファンクションロック。
安価なキーボードだとマルチメディアキー(音量とか光量設定)が優先されて、Windowsユーザーの頭を抱えさせる一因。
こちらのキーボードも残念ながら単体ではロックできないが、公式の Logi options+ アプリで簡単に変更できる。
もちろんWindowsだけでなく、Mac版も用意されている。
PC内ミニマリスト派の筆者としてはアプリ無しで対応して欲しかったところだが、いざ入れてみると中々これが使い勝手が良い。
Fnロックもワンタッチで変更できる上、世界で最も嫌われているキーと悪名高いCapslockを無効化したりもできる。
さらに、使用頻度の低いF4~F7キーなどを様々なショートカットキーやスリープ、シャットダウンなどの動作に割り当て可能。
加えてSmart Actionsを使用すれば、好きなアプリを開く、Gmailを開いて新規作成ページに飛んで定型文を打つといった、いわゆるマクロのような動きもカスタマイズできる。
設定がやや難しいが、使用頻度の多い動作をキー1つで行えるため、作業効率はかなり上がるだろう。
総括
タイピングに重きを置かないのであれば買うべし。
- 5,000円以下では最強
- 手が大きい人は買わない方がいい
前述したように、執筆やプログラミングなど、がっつりタイピングを行うユーザーには不向き。
可愛いから職場に持って行ったら女子ウケしそう、なんて下心で購入すると、間違いなく後悔することになる。
逆に、簡単なネットサーフィンやゲームなどの日常使い範囲であるなら、1万円以下でこれを超えるキーボードを探す方が難しいほど優秀。
上の商品は2世代目のK380S。
電池効率が50%UPしている上、Logi Bolt(USBレシーバー)にも対応しているので、日本語配列で特に問題ない場合はこちらの購入がオススメ。
USB接続は軽視されがちだが、任天堂Switchなどでも使えるようになったり、BIOSでの利用もできるようになったりと、いざと言う時に利用幅が広がる。
筆者はWindowsPC用に安価な据え置きキーボードを5台くらい渡り歩いたが、もうこれ以上探す気はない。
事前に仕入れた前情報はかなり好評だったが、それ以上にいい買い物ができたと思っている。
これからもよろしく、ペブるん。
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