有線イヤホンとマスクの衝突により、イヤホンのイヤーチップを無くしてしまいました。
どうやらこの日はマスク→イヤホンの順で装着したらしく、マスクを外したタイミングで勢いよくコードが引っ張られ、ポケットにしまうまでの過程の間にイヤーチップをどこかで落としてしまったようです。
iPhoneのイヤホンジャックもいつの間にか消えてますし、マスク着用が義務化している昨今では、有線イヤホンはもはや前時代の遺物っ……
ということで、ノイキャンワイヤレスイヤホンで人気のある製品の一つである、Anker社の『Soundcore Liberty Air 2 Pro』を購入してみました。
Soundcore Liberty Air 2 Pro
数あるノイキャンワイヤレスイヤホンからこちらを選んだのは
安かったから、というのが1番の理由です。
同じAnker社が出しているヘッドホンが十分すぎる性能だった事もあり、どうせなら同じメーカーのものを購入してみるか、とポチってみました。
AirPods、xm4000等の少しお高めのイヤホンも選択肢として少し迷いましたが、洗濯機でグルグルしてダメにしたり、そもそも2年くらいしかバッテリーが持たないからワイヤレスイヤホンは使い捨てだ、という筆者の良き友人の助言を聞き入れてのチョイスです。
ざっくり仕様
以下、簡単な性能。
- ノイズキャンセリング機能付き
- ノイキャンモードで6時間&ケース使用で21時間使用可能
- 専用アプリで簡単にカスタマイズ可能
- ワイヤレス充電 or USB-Cケーブルで充電可
- 対応コーデック:SBC / AAC / LDAC(※要アップデート)
- 安い
Liberty Air 2 Proの最大の魅力はなんといっても低コスパなところ。
Liberty Air 2 Pro | AirPods pro | WF-1000XM4 | |
価格 | 12,980円 ~ | 26,600円 ~ | 28,000円 ~ |
再生可能時間 | 6時間 | 4.5時間 | 8時間 |
マルチペアリング | × | ○ | ▲ |
ノイズキャンセリング機能付き、ASDC(高音質で聴けるやつ)対応、となると、どのメーカーもそこそこのお値段となりますが、こちらの製品は比較的安価。
音質こそAppleのAirPodsやSonyのwf1000シリーズに及びませんが、筆者が主に利用するiPhoneはLDAC非対応ですし、そもそもワイヤレスイヤホン自体がそこまで音質が良い訳ではないので、誤差の範囲内だと思っています。
つい半年ほど前まではノイキャンワイヤレスイヤホンで一番安価だったこちらの製品ですが、記事を書くにあたって久しぶりにAmazonで物色してみると、1万円以下の製品もちらほら出てきたようです。
「この価格でノイキャンワイヤレス!?」
てな感じの触れ込みレビューは通用しなくなっちゃったわけですが、なんとなく安すぎるオーディオ機器はコワイ、けど高すぎる商品には手が出ない、という私のような電気製品あるある病を抱えている方向けにレビューを書いていければと思っています。
あ、もちろん案件ではないです。
外観&内容物
- Soundcore Liberty Air 2 Pro
- 充電ケース
- イヤーチップ(全9種)
- USB-C & USB-Aケーブル
- 簡易マニュアル
パカっと開けるとワイヤレスイヤホン本体と充電ケースがお出迎え。
買ったばかりの電気製品はなぜこうも人をワクワクさせるのか…。
その下には、様々なサイズのイヤーピースがずらっと並んでいます。
イヤーピースの装着はかなりしっかりした作りになっているため、並大抵の反動では外れることは無さそうですが、保険として取っておいた方が良さそうです。
付属のUSB-C & Aケーブルでも充電できますが、利便性を考えるとワイヤレス充電がオススメ。
充電器は別売りですが、2000円ほどで買えちゃうので未所持の方はポチっちゃいましょう。
スマホ等にも使えますし、QOLが二段階ほどアップします。
ケースのサイズはかなり控えめに作られています。
横幅はタバコ1箱よりほんの少し高い程度なので、ジーパンのポケットくらいなら入れても問題ありません。
スキニージーンズだとかなりもっこりしそうですが。
2ヶ月使用して分かったメリット&デメリット
さて、総評ですが…
こんなもんだな!という印象です。
めちゃくちゃ感動するほどノイズキャンセリングがウルトラなわけでもありませんし、音質も可もなく不可もなく、といった感じ。
ただ、この感想は倍以上の値段がするAirPods ProやWF-1000XM4にも同様に感じたので、現時点でのワイヤレスイヤホンの性能はこんなものなのかな、と。
音質だけで言うと直前まで使用していた7千円くらいのVictor製コードイヤホン(ANC無し)の方が上記3社のイヤホンより圧倒的に上に感じましたし、無線イヤホンとなると、ある程度の許容は仕方ないのかもしれません。
良かったトコロ
- イヤーピースが外れにくい
- イヤホンの出し入れが便利
- ノイキャンに圧迫感がない
- カスタマイズが便利
筆者が一番嬉しかったのは、イヤーピースがめちゃ頑丈というところ。
先代のイヤホンでイヤーピースが行方不明になったので不安でしたが、SoundCoreのイヤホンは今のところピースだけ無くすような事は無さそうです。
密閉度が高めなほうが好みなので、少し大きめのイヤーチップに変えましたが、接着剤でくっついてんのか、と疑うくらい頑丈でした。
かなり強めに引っ張らないとチップを取り替えることすら出来ないので、外出先でチップだけを無くすような事はなさそうです。
イヤホンの出し入れがめちゃ便利なのも素晴らしい点の一つ。
蓋がスライド性になっているため、親指を滑らすようにするだけで、片手で楽に開閉できるのでストレスを感じません。
また、AirPodsProと比べた際に感じたメリットですが、ノイキャンの圧迫感がかなり控えめに抑えられています。
私のノイキャン筆下ろしはAirPodsProでしたが、三半規管が直接刺激されるようなノイキャン特有の圧迫感が少々苦手でした。
それに比べるとLiberty Air 2 Proのノイキャンはかなりマイルド。
かつノイキャン性能自体も悪くないので、イヤホンをつけている間はフルでノイキャンONにしている筆者にとってはかなり助かってます。
専用のアプリからノイキャンの
微妙なところ
- 複数機器のペアリングが面倒
- ノイキャンを使用しないと音質はイマイチ
本機はマルチペアリングには対応していますが、マルチポイントには対応していません。
MacBookAirで音楽を聴きながら、iPhoneで着信を受ける、といったような事はできず、常に片方のみでしか利用できません。
複数の親機を登録(マルチペアリング)することはできますが、接続方法にやや難があります。
MacBookAirからiPhoneへの切り替えを例に挙げると、
- MacBookAirとイヤホンの接続を解除する
- iPhoneで『設定』⇨『Bluetooth』と進み接続を行う
という煩雑な手順を踏まなければなりません。
当然、iPhoneからその他機器へと接続する際も同様です。
一つの機器のみであれば、イヤホンケースの蓋を開け、イヤホンを耳に入れることには自動的にペアリングされるのですが……
何らかのアップデートが来ない限り、現状では複数機器での使用は控えることになりそうです。
そして、前述したように音質自体は可もなく不可もなく、超普通です。
僕が試した限りではAirpods Pro第3世代と同等くらいに感じました(Apple信者には怒られそうですが)
聞く曲のジャンルによっては、デフォルトの設定だと音のバランスが悪く感じますが、専用アプリを使用してイコライザのカスタマイズを行えば、より好みの音に近づけられるかと思います。
総評
というわけで、最後に星五段階評価で締めようと思います。
業界最コスパ(元)と喧伝された『Soundcore Liberty Air 2 Pro』
星….
3です。
買う前からなんとなく分かってはいましたが、値段以上に良品で『The Anker』な商品でした。
※褒めてます。
高価なワイヤレスイヤホンの半分くらいの価格ですし、私のように初めてノイキャンワイヤレスイヤホンを買う!という人には、おすすめできる商品です。
3ヶ月ほど使用してきて不便だなと感じたところは、前述したマルチポイントに対応していないという事くらいで、他は概ね満足しています。
私の場合、PCではヘッドホン、iPhoneではワイヤレスイヤホンと使い分けているので問題はありませんが、同時に使いたい場合などは『ワイヤレスイヤホン マルチポイント対応』などで検索して探してみてください。
同じAnker社であれば、Liberty 3 Pro、別のメーカーであればSoundPeatsなどがマルチポイント対応になっています。
とりあえず今のところ買い替えるつもりもないですし、購入予定で「ここが気になる!」という質問がありましたら、ぜひコメントください!
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