MacBookの互換バッテリーは使えるのか?交換して1年以上経つ現状の充電持ち

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筆者がMacBook Airを使い始めて早7年。

今現在使用しているのは、当時発売されていた最新機種、MacBook Air Mid2013。動きがカクカクしたり、特定のキーが反応しなくなったり、何て事は一切なく、未だに健在でこのように記事を書いています。

 

もちろん、1日平均の駆動時間が長いこともあり、流石にバッテリーだけは交換しています。

仕事で使うためAppleストアに持っていくわけにもいかず、Amazonで買ったバッテリーを自分で交換しましたが、その際は安さに惹かれて『互換バッテリー』を選びました。いわゆるメーカー非公式のバッテリーです。

バッテリー交換3

遂に取り替えたバッテリーも寿命が来てしまったため、総充放電回数や実際の体験した使用感をレビューしてみます。

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MacBookで互換バッテリーを使用したその後

結論から言うと、互換バッテリーの寿命は純正バッテリーの半分ほどです。

mac-battery-change

筆者がMacBookAirをAppleから購入したのが、2013年の6月。

そのまま使い続けて『バッテリーの交換修理』と出たのが2017年の11月なので、公式のバッテリーでは約4年と5ヶ月使用できた計算になります。

ブログを執筆しているためPCに触らない日はほぼ無いですし、半ニート期間も長い事も加味すると、相当な長期間使用できている方だと思います。

充放電回数は700回未満と標準より少なめでしたが、ガタは来ていたようで、買い換える前のバッテリーはかなりパンパンに膨れ上がった状態でした。

mac-battery-new

んで、当時互換バッテリーを購入したのが、楽天の購入履歴を見ると2017年の11月。

レビューでは不具合報告がかなり多かった記憶があります。

購入したバッテリーは「イーライズ」という聞いた事が無いメーカーから出品されていたもの。
中華製臭がぷんぷんする感じに不安はありましたが、公式の半値以下で交換できるという事もあって自分でバッテリー交換を行いました。

実際に自分で交換を終えて、いざ使用すると驚くほど充電持ちが良く、感動したことを覚えています。

 

そして現在、2019年9月。

「最近なんかバッテリーの減りが早いなぁ」と感じていたら、とうとう出てきた『バッテリーの交換修理』という表示。

急に電源が落ちる事はありませんが、バッテリーの消耗がひたすら速い。30分もすればMacが鉄の塊と化してしまいます。

mac-battery-information

システムレポートを見てみると、完全充電時の容量は購入時の4分の1ほどになっていて、充放電回数も650回という大台。

互換バッテリーは約1年と10ヶ月の寿命を終え、交換のタイミングを迎えたようです。

実質の使った時間は異なるものの、公式のバッテリーと比べると、僕の購入した互換バッテリーは”約2分の1の寿命”だったという事になります。

MacBookの互換バッテリーは場合によっては”アリ”

この結果を見て、皆さんはどう思いますかね?

僕的には、正直「MacBookのバッテリー交換は互換バッテリーでもOK」と思っています。

 

と言うのも、つい最近まで互換バッテリーで何ら不具合も無かったからです。

「3ヶ月くらいで使えなくなる」なんて怖いレビューもあったので、購入当初はかなり不安でしたけどね笑

 

一般的にPCの寿命は約5年と言われていますが、ほとんどの人の場合、それまでに不具合が出て買い換える事になると思います。

ただ、個人的な意見ですがMacBookの場合は他メーカーのノートブックより、かなり寿命が長い気がします。

冒頭に書いた通り、3度の大型OSアップデートを経験したMacBook Air Mid2013は未だに現役。僕の姪っ子より年上です。バッテリーを新しく変え続ければ、あと5年くらい使えそうな感じさえします。

 

一度買ったMacBookを永く使うのであれば、確実に何度か『バッテリーの交換修理』という表示を見る事になります。

お金に余裕があればAppleへの正規交換持ち込みに越した事はありませんが、MacBookをメインPCとして使っていて、かつ仕事に活用している場合は持ち込み自体が厳しいので、1回くらいは互換バッテリーの検討も全然アリかな、と。

 

互換バッテリーは当たりハズレが激しい

もちろん、僕の購入したバッテリーが優良だっただけかもしれないので、強く勧めたりはしません。

互換バッテリーのレビューは、他の(中華)電気製品よろしく大抵二極化します。

よく見かける口コミ

  • 劣化が早い
  • 発熱しやすい
  • なぜ高評価レビューか分からない

こんな感じの低評価レビューが結構見られますが、どれも本当の事だと思います。

かといって、高評価レビューが全てサクラかと言えば、そうとも言えません。現に僕が購入したバッテリーは充分な程働いてくれましたし。

互換バッテリーに限らず、電化製品には初期不良がつきものです。ある程度の当たり外れは覚悟しておきましょう。

 

「劣化が早い」というレビューに関しては、純正に比べれば間違いないと思うんですが、問題はいつまで持ってくれるかですね。

最悪なのは、3ヶ月くらいで交換が必要な状態まで劣化するケース。ある程度時間が経っているため、返品も難しくなりますし。こればかりは祈りながらポチるしかありません。

互換バッテリーと純正バッテリーの比較

MacBookの純正バッテリーは、通販でほとんど出回りません。(あったとしても純正かどうか怪しいものですが…)Appleで個別に売りに出していないためです。

そのため、バッテリーの交換が必要になった場合、消去法で互換バッテリーで安価に自分で付け替えるか、Appleストアに持ち込み交換を依頼するかのどちらかになります。

 

  互換 純正(Apple)
費用 5,000~6000 12,800~19,800
保証 ほぼナシ 90日間

 

Appleストアで持ち込みの場合

macバッテリー氷点下

正規の交換修理法。
近くのAppleストアか、カメラのキタムラ等の提携店で依頼して交換してもらう方法です。

  • 90日間の保証あり
  • 店舗に持ち込めば1~2時間で済む事も
  • 初期不良のリスク低

メリットとして挙げられるのはAppleCare等の保証期間の有無に関わらず、最低でも90日間の保証がつく点。
バッテリーに何らかの異常が出てしまった場合に安心です。

Mac の修理サービス - Apple サポート (日本)
Mac の修理サービス情報ページ。修理サービスオプションや保証タイプ別の料金などについてご案内します。

また、店舗次第では即日の交換も可能。

が、僕のようにドドド田舎に住んでいる場合は、店舗に行くために海を渡ったり、長距離移動が必要なため、配送をしなければいけなくなります。

  • 互換バッテリーに比べて高い
  • 配送が面倒

Appleストアで交換した場合、かかる費用は12,800円〜19,800円
RetinaディスプレイのMacbookと、12インチのMacbookだけ割高になります。

また、近所に修理店があれば持ち込みも楽なんですが、配送になるとかなり面倒です。

PCを手放す時間も長くなりますし、配送するくらいならバッテリーを買って自分で修理した方がいいかも。

互換バッテリーで自分で交換した場合

macbook-battery-change22

非正規の交換方法。
もちろん、安く済むメリットだけではありません。

  • 正式修理の2分の1の費用でバッテリー交換できる
  • 修理自体に20分も掛からない

正式修理に対して、互換バッテリーの費用は約半分以下の5,000〜6,000円台

Youtubeなどを見ながらやると交換自体はかなり楽。

大抵の互換バッテリーはドライバーも付属されるので、届いたその場からバッテリー交換が可能です。
取り替えるだけなので、意識しなければいけないのはネジ配置くらい。

  • 寿命も2分の1
  • 保証はほぼナシ
  • 別の要因でMacが故障した際、互換バッテリーのままだと正式保証が受けられない

前述したように、費用と同じく、バッテリー寿命も正式修理に比べると2分の1くらいだと覚悟しましょう。

 

最大のデメリットは、保証がほぼナシということ。

別の要因でMacbookに不具合が起きた場合、バッテリーを互換製品のままで持ち込むと修理を断られるケースもあるようです。

僕はAppleStoreの保証は5年以上前に切れていますし、修理するくらいの不具合が起きたら買い換えようと思っていため気にしませんが、そのようなリスクが伴うことは忘れないようにしておきましょう。

互換バッテリーであればWorldPlus製がオススメ

安価に済ませたいチャレンジャーな方のために。

SLODAやWorldPlus、Ansanorなどは昔から見かけますが、それぞれの互換バッテリーを選ぶ上で参考にしたいのは下記の要素です。

  • PSE認証=優良バッテリーではない
  • 初期不良の返品ができるものを選ぶ

通販サイトでやたらと見かけるようになったPSE認証適合のマーク。どういったものかご存知でしょうか?

PSE認証
2019年2月から適合された電気用品安全法。
外部の第三者機関から基準適合性を証明してもらわなければならない

PSE認証の表示はもちろん大事ですが、そもそもバッテリーに関しては認証されていないと販売することは出来ません

つまり、認証されて当然のものなので、特に参考にしなくてもOKです。

PSE認証があったからと言って、優良なバッテリーという事にはならない点に注意しましょう。

 

互換バッテリーを選ぶ上で一番大事なのは、初期不良品を返品できるか否かです。

サクラレビューなども多い通販サイトの評価ですが、星2〜4くらいのレビューはかなりアテになります。「不具合が出ても返品対応してくれた」という意見が多い商品を選ぶようにしましょう。

 

個人的にオススメなのはWorldPlusさんのバッテリー。

充電可能回数が500~700回と明示しているところが好印象を持てますし、何よりアマゾンで購入しても6,000円以下と安価ながら1年間のメーカー保証が付いています。

WorldPlus製バッテリー
Macbook Air 13インチ(A1405,A1496)
 

評価数自体はSLODAさんの商品に劣りますが、100件近いSLODAさんのレビューを見てみると「あっ(察」となると思います。電化製品を買う際はサクラレビューに注意しましょうね。

 

Ansanorさんのバッテリーも1年間保証付きなので、こちらもアリかも。

ただ、同じ料金ならWorldPlusさんの商品を選びます。
レビューの追記がしっかりとありますし、取扱説明書に保証書までついていますからね。

最後に

筆者の使用した互換バッテリー(イーライズ製)はPSE認証に通らなかったのか、それとも倒産してしまっとのか、今では販売されていません。

結構酷評も多かった印象でしたが、充電回数も700回近く持ってくれたので、個人的にはもう一度買いたいくらいです。

 

まだまだ永く使えそうな筆者のMacBook Airですが、友人が新たに買ったProのRetinaディスプレイをチラチラ見せられて、若干心が揺らいでいます。

その度にメニューバーをディスって心を落ち着かせていますが、正直に言うとかなり欲しい。ブログの執筆と軽いネットサーフィンしかしない筆者にとっては、文字通りオーバースペックなので、Airでも十分なんですが……。

買うとしたら、年末のApple初売りのタイミングですかね。2万円近くのギフト券をもらえるらしいですし。

 

それまでは互換バッテリーでなんとか粘りたいと考えています。

ではでは。

 

ついでに読む記事↓

MacBook Air & Proの型番・モデル・シリアル番号などの調べ方まとめ
「このMacのモデル名って何?」MacBook AirとMacBook Proの型番、モデル名、年式などの調べ方や一覧表をまとめています。バッテリー交換の際のお供にどうぞ。
この記事を書いた人
ゆず

沖縄離島在住の30代。東京のマンモス大学を卒業後、リゾートバイトで各地を転々とし、南の島に落ち着く。
主にQOLを高める情報を発信中。好きな麻雀の役は「一発」。

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