無線ヘッドホン、買っちゃいました。
今回購入したのは、密閉型の『Anker Soundcore Life Q30』
他のブログやYouTubeでも本製品をレビューしている人はちらほらいますが、案件かな?と勘繰ってしまうくらいのベタ褒め気味な内容。
昨今蔓延るサクラレビューに鉄槌を下すべく、私が公平なジャッジをお届けしなければならないと使命感に燃えた、というのは嘘で、1諭吉以下という安さに食いついて買ってしまいました。
さて、事前に断っておきますと僕はイヤホン&ヘッドホンにあまり詳しいわけではありません。
高音のしゃりしゃり感がどうとか、ドンシャリ、かまぼこ型だとか、そういった繊細な感想は期待できませんので悪しからず。よほどヒドイものじゃないと、最近のは正直大差無いような気もしますし……
Soundcore Life Q30について
Soundcore Life Q30は、USBケーブルやモバイルバッテリー、スピーカーやイヤホンなどの電化製品でお馴染みのAnker社のノイズキャンセリング付き無線ヘッドホンです。
- ノイズキャンセリング機能付き
- 無線&有線どちらも対応
- 2時間で満充電、40時間使用可能
- 諭吉1枚以下の低価格
AmazonではQ10、Q20、Q30、Q35とSoundcore Lifeシリーズが販売されていましたが、ノイズキャンセリング機能を試してみたかったこと、充電スピードやUSB-TypeCに対応していることから、真ん中のQ30を選んでみました。
Q10 | Q20 | Q30 | |
充電端子 | USB Type-C | Micro USB | USB Type-C |
ノイキャン | × | ○ | ○ |
充電&駆動時間 | 2時間,最大60時間 | 3時間,最大40時間 | 2時間,最大40時間 |
Q10だとさらに安く、駆動時間も長くなりますが、ノイキャンが付属せずQ30と比べると30gほど重いらしいので注意。
Soundcore Life Q30の重さは260g。
ヘッドホンとしては重すぎず軽すぎず、といったところ。
僕が10年ほど愛用していた有線ヘッドホン君は300ちょいと少し重めだったので、比較すると軽く感じましたが、200gを切っている商品も珍しくありませんし、軽めのヘッドホンに慣れていると疲れるかもしれません。
この辺は想像しづらいでしょうし、近所の家電量販店で試してみると良いかも。
- ヘッドホン本体
- ハードケース
- 3.5mm AUXケーブル
- USB-C & USB-Aケーブル(充電用)
- 説明書
ハードケースに入っている状態はこんな感じ。
カコっと折り畳んでパッド部分を90度曲げることができます。
Amazonの低評価レビューで知ったんですが、最新版はケースの仕様が少し安っぽくなったようです。
昔の画像を探してみると、ケーブルを入れる事ができる収納部分と、楽にヘッドホンを納める事ができるような”型”が無くなってます。
僕はヘッドホンをつけて外出するようなファッションセンスを持ち合わせていないので気になりませんが、旅先などで使いたい、という方にとってはデメリットになりそうなので注意。
良いところと悪いところ
使用して3ヶ月ほど経った感想ですが….
概ね満足してます。
間違いなく定価(9,000円)以上の価値はありますし、壊れるまではこれで良いかな、と感じた商品です。
バッテリーと操作性について
Life Q30の駆動時間は40時間という事ですが、2~3週間くらい平気で使えます。
iPhoneで使用していると、右上の方にヘッドホンのバッテリー残量も表示してくれますし、バッテリー切れで焦ることは無さそうです。
操作性に関しては、可もなく不可もなく。
右耳の方に音量大、音量小、再生&一時停止ボタンが3つ付いているんですが….使用中だと押し間違えてしまうのがたまに傷。
一応真ん中の音量小ボタンに点字のような突起もあるので、慣れの問題ですね。三ヶ月使用しても普通に間違えますが
購入時には気にしませんでしたが、マルチペアリング機能が超便利。
2台までであれば、同時に接続できちゃいます。
一度ペアリングを済ませてしまえばデバイスを切り替える操作は必要なし!
iPhoneで音楽を聴いた後に、MacbookAirでそのままYouTubeを視聴でき、かなり快適。
音質良し、ノイズキャンセリング良し。
- ノイズキャンセリング機能付き
- 数万円するヘッドホンと変わらない音質
真っ先に紹介したいメリットは、何といってもノイズキャンセリング機能。
この価格でノイキャン機能が付いているヘッドホンは、かなり少ないんですよね。
「オーバーイヤー型だし、ノイキャンなんて要らないでしょ」と思っていた過去の自分が恥ずかしくなるくらい、音楽に没入できます。
あくまで個人的な意見ですが、AirPodsと同等かそれ以上に感じました。
通常、外音取り込みモード、ノイズキャンセリングモードとボタン一つで切り替える事ができる単純さもgood。
音質に関しても文句なし。ジャズ、ポップ、ロック、クラシック、全てのジャンルで聞きましたが不満は感じませんでした。
前述したノイキャン効果が大きいのかもしれません。
有線接続だとハイレゾに対応しているらしいですが、肝心のiPhoneとMacがデフォルトのMusicアプリでハイレゾ対応していないので、聞く機会がありません……。そして、ハイレゾ音源の容量が普通の音源の4〜6倍も食うので、導入予定も今のところ、ないです。
調整はスマホで楽々設定
- 屋外・屋内・交通機関と、ノイキャンのレベル調整が可能
- 分かりやすく利便性に優れた設定アプリ
専用アプリ『Soundcore』連携で、より詳細なノイキャン設定やイコライザ設定を行えます。
文句の言いようの無いくらい、シンプルでアクセシビリティな仕上がり。パーフェクトです。
オーディオ機器を使っていると「ドラムのハイハットを強くしたいな」とか「コントラバスの音をもう少し大きくしたい」とか気になったりするんですよね。
そんな時はイコライザで楽々設定。
ジャズ・ポップ・クラシックなどなど、あらかじめ設定されたもので試してみましょう。
ノイキャン設定は、「屋内」「屋外」「交通機関」と環境に合わせられます。
僕の部屋は「室内」のレベルを超えているらしく、常に「屋外」で稼働しています。
冷蔵庫とエアコン、君たち、意外とうるさいのね。
付け心地は最高。が、少し蒸れる
長時間の使用だと少し蒸れるかな、と感じたのが唯一のデメリット。
イヤーパッドの付け心地は超ふんわり。
圧迫感も強くはないですし、何時間つけても痛くはなりませんが、音漏れやノイキャンの精度を高めるためか通気性はあまりよろしくありません。
冬場なら気にならないかもしれませんが、先島諸島に住んでいる筆者にとっては長時間の使用はちょっと抵抗があります。
パッド部分は柔らか素材で出来ているので、短時間の付け心地を考えればベストなんですが…
蒸れに関しては結構気にするユーザーさんもいるらしく、これはどうやら密閉型ヘッドホンの宿命みたいです。
どうしても気になる場合、開放型(オープンエアー型)ヘッドホンを探してみると良いかもしれません。
↑こんなやつ。
ハウジング部に穴が空いているため、密閉型に比べると音漏れのデメリットがありますが、長時間&屋内のみでの使用なら耳蒸れをグッと抑えてくれます。
ノイキャンのみを使用し、ヘッドホンを無音で耳栓代わりに使いたい時などは、開放型で探してみると良いかもしれませんね。
総括
まとめ。
- ノイキャンも音質も文句無しの低コスパ
- 専用アプリで利便性良し
- 耳が痛くならない
- 夏場での長時間の使用は蒸れる
今回紹介したLife Q30は、初めてでどれを選んで良いか分からない、というヘッドホンビギナーに試して欲しい一品です。
ノイキャン、音質共に不満はなく、1万円以下なら間違いなくお買い得。
執筆後に電気屋で幾つかのノイキャンヘッドホンを試聴してきましたが、3万円以下くらいのヘッドホンを買うのであれば、Life Q30で充分かな、と思いました。
5万近くするヘッドホンだと……ちょっとレベルが変わってきますね。
ノイキャン性能も上、(多分)音質も上。うまく表現はできませんが、臨場感が違います。
イコライザでどうこう出来るレベルでも無さそうでしたし、この辺が値段の違いなんでしょうか。
サクラレビューの温床と化しているAmazonのカスタマーレビューですが、この商品に限っては少ないかなと。
大体の人が、まぁこの価格ならうん、アリかな……って感じで星4をつけてます。
僕も全く同じ感想です。
可もなく不可もなく。
ある程度の値段でそこそこ感動できるヘッドホンを求めている方は、ぜひ。
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