安くて程よい性能。
SoundPEATS(サウンドピーツ)から、最新モデルのAir4が発売されたぞっ!
PCを1台新調してから、新しいイヤホン、欲しかったんですよねぇ。
というもの、筆者が普段使用しているSoundcore Liberty Air 2 Proは、マルチポイント非対応。
WindowsPCで使って、その後にMacBookで使って・・・と言うような、複数のデバイスを跨ぐ場合は一々ペアリングを解除してから再度接続しなければならないため、非常に面倒臭いのだ。
そんなイライラを解消くれる救世主となったのが、今回紹介する『SOUNDPEATS Air4』。
一万円を切りながらマルチポイント対応の完全ワイヤレスイヤホンで、ANC(ノイキャン)付き。
これもう買うしかねぇな?
SOUNDPEATS Air4ってこんなやつ
まずは、Air4の簡単な紹介から。
- マルチポイント
- 6.5時間再生(ケース使用時:26時間)
- タッチ機能あり
- ANC ノイキャンあり
何といっても最大の特徴はマルチポイント対応なこと。
複数のデバイスを使うユーザーであれば、この機能の便利さは必ず分かるはず。
開封の儀&同封物
内容物はイヤホン本体にケース、充電の際に使うUSB-A & Cケーブルが一つ。
ACアダブターは入っていないので、注意が必要。
もちろん充電は専用のケーブルが必須というわけでもないので、他にUSB-Cで充電するデバイスがあれば、そのケーブルを使っても構わない。
なぜかケースの下箱にイヤーチップが入ってそうな印字があるが、インナーイヤー型のイヤホンなので、イヤーチップ等は付属していない。
外観
イヤホン本体とケース。
見た目良し。
価格に反して謎に高級感があるマット仕上げ。
ケース開閉時に中央にあるランプが光り、現在の充電残量を大まかに知ることができる。
↑※左がSoundpeats
サイズも想像していたよりコンパクトで、筆者の愛用しているAnkerの『Soundcore Liberty Air 2 Pro』と比べても、一回り小さい。
↑イヤホン本体と、小3の時にピアニストみたいな指だな、と親戚の叔父さんに無理やり褒められた筆者の手。
イヤホン本体は変に装飾がこだわっているわけでもなく、シンプル。
ケースと似て全体的に高級感のある仕上がりです。
見た目だけだと2万円くらいしそうな感じ。
めりでめ
続いて、実際に使用してみて感じたメリットとデメリットをご紹介。
- 安い
- マルチポイント対応
- 無いよりあった方がいいANC
まず真っ先に紹介したいメリットが、安い、という点。
直近価格だとAmazonなら7,500円。
セール時や、たまに使えるクーポン等を利用すれば5,6千円ほどで買える。
ノイキャン付きの完全ワイヤレスイヤホンとしては、かなり安い。
- 音質は並
- ノイキャンはおまけレベル
- ワイヤレス充電非対応
その他のワイヤレスイヤホンと比べて感じたデメリットはこんな感じ。
両の手で数えられるくらいのワイヤレスイヤホンしか利用していないが、音質はその中でも並。
良くも無ければ悪くも無い。
マルチポイント対応はデカい
個人的に本機の最大の長所だと感じているのがマルチポイント機能の搭載。
ほとんどのワイヤレス機器は複数のデバイスを登録できるマルチペアリング機能には対応しているが、デバイスの切り替え時に一切の操作がいらない、シームレスな動作が可能となるマルチポイントに対応している製品は、低価格帯のイヤホンでは少ない。
筆者の環境だと、WindowsPCでYouTubeを視聴し、MacBookやiPhoneなどで動画編集&音楽再生と、イヤホンを切り替えるタイミングが多い。
マルチペアリング機能のみだと、デバイス側のBluetooth設定から逐一ペアリングを解除する必要があるため、かなり面倒なのだ。
複数のデバイスでイヤホンを使う人には、マルチポイントはもはや必須・・・
ANC(ノイキャン)、ついてます。
この価格帯としては珍しく、アクティブノイズキャンセリング機能(ANC)を搭載。
通常だと、左側のイヤホンを長押しすることでON/OFFを切り替えられる。
で、気になるノイキャン性能ですが・・・
一言で言うと、地味。
切り替えるとノイキャンの効果がハッキリと分かるが、切り替えが無ければ恐らく気づかない。
スイカに塩みたいな、まぁ、無いよりあった方がいいよね、くらいの性能になっている。
ちなみに、ノイキャン機能はAmazonでON&OFFにした際の効果を聞き比べすることができる。
が、実際使ってみると恐らくそこまでに感じないので注意。
ただ、それも当然で、こちらのイヤホンはイヤーチップ無しのインナーイヤー型イヤホン。
インナーイヤー型のイヤホンにノイキャンは相性が悪い。
ANCの恩恵を最大限得られるのは、耳の内部を密閉状態にできるカナル型や、クローズ型のヘッドホンに限られるのだ。
かのAppleのAirPods(インナーイヤー型)さえノイキャン機能を見送ったくらいなので、搭載させていることは素直に評価したい。
もちろん、実際に使っても、音源がクリアになるレベルには違いを感じられるので、決して無駄ではない。
音質は並。ワイヤレス充電は非対応
- Snapdragon Sound対応
- AptX Adaptive LossLess
なんとなく凄そうな名前の機能ですが、残念ながらiPhoneやMacユーザーには縁がありません。
そもそも対応しているデバイスが少なすぎるので、対応してたらラッキー!程度に考えておきましょう。
肝心の使用感ですが・・・音質というよりも、没入感がどうしても一段劣るといった感じ。
今回聞き比べに使用したのは、14,000円くらいのLiberty Air 2 Pro。
そもそも2倍近く価格差があるイヤホンを使うんじゃねーよ、という話なんですが、音質自体はそんなに変わんなかったりするんです。
問題は前述したイヤーチップの有無。
やはりノイキャンという最強の音質カバーバフをフルに受けられるカナル型を相手にすると、インナーイヤー型イヤホンは、ちょいと分が悪いとです。
それが証拠に、イヤーチップを外したLiberty Air 2 Proと比較したらあら不思議。
ほぼ変わりありません。
イコライザー設定はSoundPeatsの専用アプリから可能。
音調が平坦に感じたら、プリセットから変更できる。
あ、ワイヤレス充電非対応は普通にマイナス要素です。
次世代機種にはつけてください。
こんな人は買ってもいいかも
まとめ。
- マルチポイント対応
- ノイキャンは控えめ
- 密閉タイプのカナル型が苦手な人におすすめ
インナーイヤー型の低価格なワイヤレスイヤホンを探している、という方にはおすすめ。
カナル型って長時間つけてると耳が痛くなっちゃうんですよねぇ。
防音対策としてパチンコを打つときにはもはや必須アイテムと化してますが、半日打って店を出る頃には、耳に違和感を覚えるくらいに痛みを感じます。
イヤーチップの圧迫感が苦手で、インナーイヤー型のイヤホンを探している方って、意外と多いんじゃないかと。
逆に、今までカナル型で特に不便を感じず、かつ2万円くらいするANC付きワイヤレスイヤホンを利用していた、という方にはお勧めできません。
恐らく、カナル型の高価格帯のイヤホンと比べると没入感が幾分足りず、音のメリハリも少し物足りなく感じるかも。
そんなわけで、私はPCでの動画編集などの作業用兼、寝ホンとして活用しています。
半日ほど使用しても耳が疲れないのは、インナーイヤー型イヤホンの強みですね。
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