久々に外付けタイプの外部ディスクをポチり。
購入したのはバッファローの外付けポータブルSSD『SSD-PSM/N』シリーズ。
容量は960GBです。
Macのバックアップ等もガン無視してきた筆者にとって、外付けSSDなんて無用の長物でしかありませんでしたが、動画編集の関係で今まで経験したことが無かった容量不足に陥り、とりあえずお試しという事でちょうど1万円くらいで売られていたコチラの1TBポータブルSSDを購入することにしました。
外部ディスクを最後に買ったのが大学生の時に購入した16GBのUSBフラッシュメモリ。
約10年ぶりくらいなわけですが…同じくらいの重さとサイズで60倍の性能を持っていると知り、愕然。
おじさんたちは昔ね、フロッピーディスクっていう1.44MBしか入らないスライスチーズみたいなヤツを使ってたんだよ……。
SSD-PSM/N概要
開封の儀。
- SSD-PSM960U3本体
- MicroB to Type-Aケーブル
- TypeA to Type-C変換アダプタ
- フェライトコア
- セットアップシート
その他、使う人が多いのかPS4向けの接続マニュアルも入っています。
SSD-PSM960U3本体へは、付属のMicroB to Type-Aケーブルを接続して使用します。
Type-Cへの変換アダプタもしっかり同封されているので、最新のMacでも利用可能です。
見慣れない丸っこいやつは「フェライトコア」といって、ケーブルに挟むとPCなどに接続した際に生じるノイズを減らしてくれる代物らしいです。
本体サイズはご覧の通り超小型。
重さも見た目通りで、15gと超軽量。裂けるチーズより軽いです。
- 読込速度(目安)
430MB/s - USB規格
USB3.2(Gen1) - 商品サイズ
W33×H9.5×D59.5mm - 容量ラインナップ
250GB/480GB/960GB - PS5・PS4対応
カラーバリエーションはモスグリーンとスモーキーピンクの2種。
今回購入したのはモスグリーンの方ですが、ピンクの方もAppleのローズゴールドと似た色なので、こっちもアリかも。
接続&テスト
早速性能チェ〜ッック!
MacBook Air2020(M1)で試していきます。
Windows PCは持っていないのでテストはMacのみ。
Amazonのレビューでも同様に計測している方がいるので、参考にしてみてください。
なお、出荷時のフォーマットはNTFSなので、Macで使う予定がある人は、WindowsとMacの両方で使えるexFAT形式にフォーマットしてから使いましょう!
Macに入っているディスクユーティリティを使えば簡単に変換できます。
速度計測
計測に使ったアプリは『AmorphousDiskMark』です。
読み込み速度結果はこんな感じ。
公式の目安は430MB/sでしたが、330MB/sと100MBほど遅い結果になりました。
書き込みも300MB/sと、大体同じくらいの速度をキープしてくれています。
三番目と四番目の項目のランダム書き込みに関しては計測値にバラツキがあり、もう1台のIntel MacBookで試すと100MB/sほど出てました。
単純計算だと、3GBのデータ転送に9~10秒くらい掛かる計算ですかね。
……。
という事は、300GBだとしたら15分?
今まで大容量のデータを扱う事が無かったので気にしませんでしたが、転送速度って結構馬鹿になりませんね…。
調べてみると、今回購入したポータブルSSD『SSD-PSM960U3』シリーズは、お世辞にも転送速度が速いとは言えない様子。
高性能なものだと実測値で700MB/sほど速度が出る外付けSSDもあるみたいです。
ただ、それらは容量が同じ1TBでも値段が2倍になっちゃっているので、この辺はお財布と相談ですかね…。
大容量のデータ転送が遅くなる?
筆者が確認した段階ではAmazonの評価は4.4。
「ポータブルSSD」と検索したらトップに出てくるAmazon’s Choiceに選ばれている商品なだけあって、ほとんどのカスタマーレビューは高評価でした。
が、中には大容量のデータを転送していると途中で遅くなるという低評価の書き込みがちらほら。
「初速は300~400MB/s出るものの、途中からは30MB/sほどまで落ち込む」
と具体的なレビューが書かれています。
深く気に留めず買っちゃいましたが、長時間の動画データの読み書きが必要になる以上、僕も他人事ではなくなってしまったので、試してみることにしました。
50GBのファイルを用意し、ポータブルSSDに書き込み&ストップウォッチスタート。
記録は…
2分13秒。
秒数で割ると約375MB/s出ているので、書き込みは問題なし。
ってことは読み取りかしら、と逆にテストしてみるものの、2分26秒とコチラも大差なし。
その後PCを変えてみたり、単一ファイルでの転送をしてみたりと色々と試しましたが、転送速度の遅れは見られず。
Macのバックアップで使用するタイムマシンでの利用で80GBほど転送しても、異常は見られませんでした。
うーん…。
大容量転送時の速度低下は一部のPCで起こるか、もしくはポータブルSSD自体の初期不良の可能性が高そうです。
電子機器に関してはAmazonでも不具合が多いですし、どちらかと言うと初期不良の方を疑ってます。
しれっと改良したり改悪したりも割とある話なので、中古品を買うよりかは新品を買った方がいいかも。
SSD-PSM/Nシリーズのメリット&デメリット
購入して一ヶ月ほど経ちますが、不具合もなく満足のいく買い物ができました。
- 他商品に比べて安め
- 小さく、持ち運びに便利
- 転送速度も問題ナシ
SSD-PSM/Nシリーズの一番のメリットは、「コスパが良い」という点ですかね。
HDDより転送速度や省電力性に優れたSSDが主流になりつつありますが、値段が高いというデメリットがありました。
が、コチラの商品はポータブルSSDの中でもかなり安め。
最上位クラスのポータブルSSDの転送速度には敵いませんが、その分安く、HDDの3倍以上の転送速度はキープしてくれます。
- 軽すぎる
- 耐衝撃性が不安
デメリットは、軽すぎること。
持ち運びが便利になるので長所でもあるんですが、ケーブルより軽いのはどうなのかな、と。
ご覧の通り、軽すぎてPCに接続するとSSD本体がちょっと浮いちゃうんですよね。
せめてケーブルだけは柔らかめの素材を使って欲しかった…。
その影響で転送速度が低下したり、クラッシュしたりなんて事はもちろん無いんですけど、機械に磁石を近づけると故障すると教え込まれてきたオッサン世代としては、なんとなく不安になります。
Amazonだと1万円と安価なので、外付けポータブルSSD童貞の人にはかなりオススメ。
HDDで大容量データを転送している人に是非使って欲しいです。
たまーにタイムセールとかで安くなるので、ちょくちょくチェックしてみてください。
コメント