筆者がワイヤレスイヤホン童貞を卒業してから約2年。
朝の穏やかな日差しを浴びながら音楽を楽しむ散歩中、友人と楽しむValorant、なぜかMAX音量で遊戯する牙狼おじさん対策・・・今やワイヤレスイヤホンは筆者のQOLを高める上で無くてはならない存在になっている。
前回、インナーイヤー型のワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS Air4』を紹介した。
これが筆者にとっては大満足の商品。
カナル型の宿命である耳疲れがなくなり、主に散歩やPC作業中などに重宝するイヤホンで、現在も使用している。
しかし、インナーイヤー型イヤホンは圧迫感が少なく耳に優しい反面、パチンコ屋や地下鉄構内の雑踏などではノイキャンがまともに機能しない。
後ろでユニコーンが当たろうものなら「フィ↑〜バァ↑〜〜ッ!!」とけたたましい音を聞かされる羽目になるし、スマホの音量調整をMAXにしないと音楽がほとんど聞こえないのである。
そういう理由から、パチンコ屋では愛用しているAnker社のカナル形イヤホン『Soundcore Liberty Air 2 Pro』を使用していたわけだが、2年目に突入したあたりから、正しく充電されないという不具合が頻発するようになってしまった。
ワイヤレスイヤホンのバッテリー寿命は2、3年。どうやらこの子も寿命が近いようです。
やはり、ワイヤレスイヤホンは消耗品・・・
ならちょっとでもコスパがいいものを、と探していたところ目についたSOUNDPEATS Air4 Pro。
1万円以下でノイキャン搭載&マルチポイント対応のスゴいヤツだぞっ
SOUNDPEATS Air4 Pro、届く。
開封の儀。
- USBーB to C コード
- 説明書(日本語あり)
- 予備イヤーピース(S/L)
中身はこんな感じ。
前に買ったSOUNDPEATS Air4同様、充電はUSB-C。
USB-B to Cケーブルは付属しているが、コンセントに直接繋ぐアダプタ等は無いため注意。
といっても、家に余らせている人が多そうなので問題はないはず。
残念ながらワイヤレス充電には今回も非対応。
何かと面倒くさがりな筆者にとっては重宝する機能なので、次回の搭載に期待したい。
左からSoundcore Liberty Air 2 Pro、SOUNDOEATS Air4 Pro、SOUNDOEATS Air4。
真ん中がSOUNDPEATS Air4 Pro。
本体サイズはご覧の通り全体的に小さめ。
横幅も厚さも他に比べると控えめなため、ポケットに入れても嵩張ることはない。
イヤーピースがある分大きくなりそうなのに、Proの方が小さいとはどういうことだ・・・。
ケースだけでなくイヤホン本体も控えめサイズ。コンパクトイイゾー!
うどん部分が当たる耳への圧迫感も小さく、負担が減るのはいいかも。
さて、外観の紹介はこんなところで終わりにして、お次は実際の機能&使用感をチェック!
見せてもらおうかProの性能とやらを
- マルチポイント機能搭載
- アダプティブANC機能&CVCノイズキャンセリング
- aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応
当イヤホンはマルチポイント機能搭載。
複数のデバイスで同時に利用できるという、PCやスマホをかわるがわる使う筆者にとっては、もはや必須な機能。
ノイキャン性能は並
もはやカナル形のワイヤレスイヤホンでは付いてて当然となったANC機能。
その性能は・・・
並みです。
これは決してディスっているわけではなく、AnkerのSoundcoreとほぼ同等で、AppleのマダツボミやSonyのXMに比べるとやや劣るレベル。
クーラーや冷蔵庫などの環境音はほぼ聞こえなくなり、ノイキャン機能をONにして音楽を聴きながら道路を散歩してたらかなり怖い、という程度の性能。
なんかもうノイキャンに慣れ過ぎて感動が薄れちゃってる感が・・・
つけた瞬間に完全に無音になるレベルでないともう私の耳は満足しないのかもしれない。
もちろん、そんなイヤホンは現在存在しないわけだが。
ちなみに、アダプティブANC機能というのが周りの騒音を軽減してくれる一般的なノイキャンで、CVCノイズキャンセリングは、通話の際に発生するノイズを抑えてくれるという代物。
こちらに関しては電話をかける相手がいないので検証できない。
ちなみに、FPSなどのゲーム目的で購入するのは高確率で音飛びするためオススメしない。
これはSOUNDPEATS Air4Proに限らず、ワイヤレスイヤホン自体がNG。
友人とVALORANTで試プレイしてみたが、有線ヘッドホンかそれ用に売っているイヤホンでないと厳しい。
音質性能、ヨシ
- aptX Voice
- aptX Classic
- aptX Lossless
- SBC
- AAC
チップにアメリカクアルコム社(Qualcomm)の最先端チップ「QCC3071」を採用。
aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応しており、最大96kHz/24bitというハイレゾ相当のデータレートも伝送。
13mm大口径ダイナミックドライバーでクリアで自然なサウンドを再現。
・・・なんて言ってみたものの、よほどの音マニアで無い限りこの性能をフルに活かせることはない。
筆者が使うデバイスはiPhoneにMac、Win11搭載のミニPCだが、基本のコーデックはAACやSBC。
Win11でもMacでも、特殊なアプリ(MacであればBluetooth Explorerなど)を入れたり、レジストリエディタで値を書き換えたり、ターミナルでコマンドを打ったりと、PC初心者には少々導入が難しい作業を事前に行う必要があるし、音質を拘ろうものなら下手なムービーより重い音声ファイルを用意しなければならない。
ちなみに、Macであればターミナルを開いて以下のコマンドを打つことでaptXに強制的に対応させることができる。
sudo defaults write bluetoothaudiod "Enable AptX codec" -bool true
aptXの違いを感じてみたい方は試してみるといいかも。私には全然違いがわからなかったけど
そんなわけで、一番使用が多そうなiPhoneでの接続をレビュー。
音質、普通によし!
しっかり2万円以下のワイヤレスイヤホンって感じで良いですね。(褒めてます)
「1万円以下のワイヤレスイヤホンは地雷」なんて話をよく聞くが、SOUNDPEATS Air4 Proに関しては問題なし。
今までに1~2万円台のワイヤレスイヤホンを使用していたユーザーであれば、初期不良でもない限り購入して後悔することはないはず。
タッチ操作はやや難あり
タッチ操作も一般的なものは揃えており、低遅延が可能になるゲームモードもアプリなどを通してではなく、イヤホン左を3回タップすれば動作するようになっている。
曲の再生に一時停止、ノイキャンの切り替え、曲送り・・・と一見問題なさそうだが、なぜか曲戻り機能は搭載していない。Why?
iPhoneで操作すれば良いし、無いとめちゃくちゃ困る、というほどでもないが、Laylaの前半部分だけ繰り返し聴きたい時などに少し不便。
Air4 Proの選択はアリかナシか
結論。
同価格帯で迷っている人は買ってもヨシ、です。
マルチポイント付いててノイキャン搭載、かつコンパクトで1万円以下。
音質も2万円以下のワイヤレスイヤホンの中でも十分で、ワイヤレスイヤホンのエントリーモデルとしてはコスパ十分な性能なのは間違いない。
- マルチポイント対応で利用が便利
- ノイキャンも音質も申し分無し
- 価格を抑え、かつ十分な性能が欲しい方にオススメ
ワイヤレスイヤホンも低価格化が進み、Amazonでは1万円以下で投げ売りするように売られているが、SOUNDPEATSやAnkerといった、そこそこ古いメーカーであれば、初期不良さえなければ後悔することはないだろう。
イヤホンをポケットに入れたまま洗濯したり、片方だけ無くしたりするユーザーは、3年ほどで乗り換える消耗品だと考えてお試しあれ。
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