4年越しにスマホを乗り換え、とうとうワイヤレス充電童貞を卒業しました。
「充電が遅いからオススメ出来ない」
と周りからの反対を振り切って購入した『NANAMI Qi ワイヤレス充電器』
めっちゃくちゃ気に入ってます。
置くだけで充電というSFチックな仕組みと、ケーブルを差すという行為からの開放感。これを体験したくてiPhoneSE(新型)に乗り換えたんだよ!
今回購入したのは、Amazonでも出品されている、急速充電器セット(アダプター付)のもの。お値段はコミコミで2,680円!
充電時の発熱具合や、ワイヤレス充電の”急速”はどれほど速いのかといった、筆者が購入前に感じた不安な部分の答えを、根こそぎ書いてきます。
充電の速度は可もなく不可もなく
ワイヤレス充電器を評価する上で欠かせないのは、やはり”速度”の問題。
如何に優れたワイヤレス充電器であろうと、標準であるケーブル接続充電には敵わないようですが、どのくらい満充電までの早さに違いがあるのか気になったので、試してみました。
- スマホ:iPhoneSE(2020)
- 充電器:iPhone購入時の標準ケーブル&アダプタ
- NANAMI Qiワイヤレス充電器
- 充電切れの状態から100%までの時間を計測
結果はこちら。
iPhoneSEをワイヤレス充電した場合、約3時間で充電切れの状態から100%表示。
購入時の付属品であるケーブル充電と比べると、約40~50分ほど遅いという結果でした。
”急速”と謳っているとは言え、まだまだ発展途上のワイヤレス充電。
正直もっと遅いと思っていたので、個人的には許容範囲内です。
デスクワーク中に置いておく様なチョコチョコ充電をすれば、よほどバッテリーに負荷をかける様な使い方をしない限りは満充電をキープできます。
検証を通して感じた事ですが、バッテリー残量が0%~20%辺りの瀕死な状態のiPhoneをすぐに使えるように充電したい、というケースでは、ワイヤレス充電には向いていません。
というのも、0~80%までの充電がケーブル充電と比べるとかなり遅いからです。完全な充電切れから数%の復帰状態に戻るまでの時間に、明確な差を感じます。
そのため、充電切れの状態までアプリでゲームをして充電を繰り返す、外出先に常に充電ケーブルを持ち歩く、といった方には、40分の差はかなり遅く感じてしまうのでワイヤレス充電は不向きかもしれません。
ちなみに、iPhoneの充電はバッテリーに負担を与えないために、送電量にある程度制限が掛かる様になっており、80%以降は高速充電器を使おうとワイヤレス充電器を使おうと、ほとんど速度に大差はありません。
NANAMIワイヤレス充電器は10Wの高速ワイヤレス充電に対応していますが、現段階のiPhoneではMAXの送電量が7.5Wに制限されているため、どのワイヤレス充電器を使っても速度はほとんど変わらない、という事も購入する際に知っておくべきポイントの一つです。
充電時の発熱について
「発熱とかすごそう」
と、購入前にワイヤレス充電に対する勝手なイメージを持っていましたが、実際に充電してみると、そこまで酷くない事がわかりました。
少なくとも、ケーブル接続充電と何ら変わりはありませんし、NANAMIワイヤレス充電器自体が発熱することもありません。
もちろん、充電状態中にiPhoneを使用すると、当然ケーブル接続の使用時と同様、iPhoneがアッツアツになります。
NANAMIさんのワイヤレス充電器は横置きでも充電できるらしいんですが、横置き状態かつストリーミングで映画を見ようものなら、バッテリー寿命を確実にすり減らす要因となりそうです。
また、テザリングやアプリのアップデートなどをしている最中では、気になる程度にはスマホが熱くなります。
とにかく”通信を長く行う”という行為がバッテリーに負担を与えるらしいので、iPhoneを出来るだけ長く使いたければ、充電時の通信は避けた方が良さそうです。
どのくらいの厚さまでなら充電できるか
一度iPhone落下の悲壮感を味わえば、ほとんどの人が導入するスマホケース。
NANAMIワイヤレス充電器は、他の最新機同様、スマホケースを着けたまま充電できます。
充電距離に関してはワイヤレス充電器によって個体差は無さそうですが、調べてみるとトランプ14~15枚ほどの厚さ(約4mm~4.5mm)なら充電可能な事がわかりました。
スマホケースは手帳型やシリコン型など多種多彩に販売されていますが、この厚さ以内であれば、充電に不具合は無さそうです。
注意点を挙げると、スマホとワイヤレス充電器の間に磁界を妨げるもの(磁石にくっつく金属類)がある場合は、ワイヤレス充電を行う事が出来ません。
ワイヤレス充電の”電磁誘導を利用する”という仕様上、ケースに金属類を使用していると上手く動作しない可能性があるという事は事前に知っておきましょう。
また、スマホリング装着時も、ワイヤレス充電は厳しそうです。
元々の幅が大きいため、そもそもワイヤレス充電器下の突起部分に置けません。
「逆に置けば充電できるんじゃね?」とiPhoneを裏返しに設置してみたところ、ワイヤレス充電器のランプが青くチカチカと光るだけで、正しく認識されませんでした。
まとめ
その他、NANAMIワイヤレス充電器の補足として。
1ヶ月ほど利用して感じたメリットは以下の通りです。
- 5、7.5、10Wのワイヤレス充電に対応
- 充電中にランプが光らない
- デスク周りがスタイリッシュになる
- 縦置き・横置き両対応
- 18ヶ月の保証アリ(Amazonでの購入時)
NANAMIワイヤレス充電器は、Qi規格対応。
iPhone以外の多くの端末に利用できます。
- Qi規格
- ワイヤレス充電の国際標準規格。
対応していれば多くのスマホ(iPhone,Galaxy等)に使えるというだけで、別段充電速度が速いというわけではない。
使用するスマホがQi規格に対応さえしていれば、友人が遊びに来た際に「Androidの充電器ある?」と聞かれてもケーブルを探す必要はありません。
充電中に無駄なランプを光らせない、という点も個人的には気に入っています。
スタンド下部に小さなランプがありますが、基本的には充電開始時とエラー時のみしか点灯しませんし、充電が正常に開始されるとスッとランプは消えてくれます。
就寝後、テレビの電源OFF中に点灯している赤い光も気になってしまう超レム睡眠型の僕にとっては、メリットの一つです。
そして何より、見た目がスタイリッシュ!
円形のワイヤレス充電器も多く発売していますが、置き場所に少し困っちゃうんですよね……。
スタンド型のワイヤレス充電器であれば、限られたデスクスペースを圧迫することもありませんし、LINEやメールなどの通知が来たときも見易くて非常に便利!
未接続の充電ケーブルがプラプラとその辺に転がる事も無くなりますし、なんとなく仕事に対するモチベーションが上がった気がします。
2021年以降のiPhoneはLightningコネクタが消えて、完全ワイヤレスに移行するなんて噂もありますし、まだお持ちで無い方はこの機会に是非。
3000円以内で買えるものがほとんどですし、ペン立て一体型やマウスパッド兼用などの物もあって、見てみると面白いですよ!
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