渚カヲル

何を言っているのか分からないシンジ君の代わりにカヲル君のセリフをまとめてみた

渚カヲル

TVアニメ版では1話しか出て来ないのに、パチンコでは7図柄扱いのカヲル君。

出てきただけで激アツになるなど、パチンカスにとっては嬉しいキャラです。

劇中では意味深なセリフ、漂う強キャラ感とホモ臭で一部のエヴァファンからは、ヒロインとして人気を博しています。

そんなカヲル君ですが、3割がたのセリフは初見の視聴者にとっては理解不能です。主人公のシンジ君でさえ「カヲル君が何を言っているのか分からないよ」と発言しています。考察サイトを閲覧していない方は存在さえも謎のままだと思います。

ってわけで、カヲル君の意味深なセリフを、寄せ集めの知識で解説していきます。あ、何度考えても分からない所は投げてます。逆に教えてください。

※あくまで個人的な見解も含まれているので事前にご了承ください。他人にドヤ顔で説明しないように。

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カヲル君のセリフ集

「歌は良いね。歌は心を潤してくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ」

-新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 最後のシ者より

初登場時のセリフ。

 

浜辺で一人悩むシンジに対し、ベートーヴェンの『交響曲第9番』第4楽章「歓喜の歌」を鼻歌で歌った後に発する。

「リリン」とは、『第2使徒リリス』の体液であるL.C.Lから生まれた第18の使徒であり、人類の事。

 

「君がファーストチルドレンだね。綾波レイ……君は僕と同じだね 」

-新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 最後のシ者より

綾波レイと初対面時に交わすセリフ。

 

「お互いにこの星で生きていく体はリリンと同じカタチへと行き着いたか」と続く。

アダムに関わる点(レイはユイとアダムの遺伝子が半分ずつ受け継がれたハイブリッド)と、互いに人間によって作られたという共通点から発せられたと考えられる。

 

「好意に値するよ…好きって事さ 」

-新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 最後のシ者より

シンジと一緒に風呂に入っている途中、頰を染めるシンジに対して。

 

消灯の時間になり「もう寝なきゃ」というシンジに、「君と?」と返すなど、同性愛的な描写が窺える中での、トドメの言葉。

自分にはない、他人との繋がりを極端に避けるシンジの繊細な ”人間らしさ” に惹かれて発せられたものだと考えられる。

 

「生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。・・・自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。 」

-新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 最後のシ者より

ターミナルドグマでのセリフ。

 

「僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね」という手前のセリフ通り、使徒のカヲルは不死の存在。『生き延びたい』という概念がありません。繁殖はもちろん、リリンの科学のように何かを生み出す事も無い。

アダムとの融合のために作り出され、それ以外の目的を持たないカヲルにとっては、死んで無になるのも永久に生きる事も同じ事(=『生と死は等価値』)であり、自らの死に方を選べる事だけがカヲルにとっての『絶対的な自由』だった……..という事なのかな。

 

「滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。 」

-新世紀エヴァンゲリオン 第弐拾四話 最後のシ者より

この辺は難解で、アニメ版では一切明かされる事はありませんが、漫画版やゲーム版『新世紀エヴァンゲリオン2』での設定を見ればカヲル君が何を言いたいのかが分かってきます。

使徒は第1始祖民族が造りあげた「月」をその起源としている。月は宇宙から飛来し、本来1つの星に1つの月として撒かれたはずだったが、地球には2つの月が落下した。その2つの内の「白き月」にいた始祖アダム(第1使徒)が第3 – 16の使徒を産み出した(第17使徒は人為的に造られた)。一方、「黒き月」にいた始祖リリス(第2使徒)は原始生命を生み出し、その進化の先に第18使徒、つまり人類がいる。それぞれの月は地下の大空洞(ジオフロント)として知られているが、実際にはそこから発生した生命の魂が帰り再生を待つ場所、「ガフの部屋」と呼ばれる。

本来は白き月のアダムから生まれた使徒が地球を支配する生命となるはずだった。しかしアダムその他の使徒が活動を始めようとした瞬間に黒き月が降ってきた。これによりアダムは活動を停止し、生み出された使徒も目覚めることはなく、やがて黒き月のリリスが産み出した生命が地球を支配することとなった。その進化の果てに生まれた人類は寿命が限られた代わりに高い知能と「心」を持つ。 使徒と人類の戦いは、この星の支配権を争うことだとされる

-wikipediaより参照

要するに第一使徒のアダムであるカヲル君と、第二使徒のリリスから生まれた人類は同じ星で共存できないよって事ですね。

この辺の説明がアニメで一切されてない所が、僕にとってはとても残念。考察見ないと予想も出来ませんからね……。まあ、ゲームや漫画版とは違う設定なのかもしれませんが。

 

「また3番目とはね。変わらないね、君は。逢える時が楽しみだよ、碇シンジくん 」

-ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序より

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のラストシーンでのセリフ。

 

いくつもある棺から目覚める描写、面識の無いはずのシンジを既に知っている点から、パラレルワールド説ループ説が飛び交うが、どちらかは定かでは無い。

TVアニメ版から劇場版への変更点(西暦が記載されていない等)や、追加要素を考えると、個人的には崩壊→再生を繰り返している、と考えています。

 

「さあ、約束の時だ、碇シンジ君。今度こそ君だけは…幸せにしてみせるよ 」

-ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破より

初号機にカシウスの槍を刺し、サードインパクトを防いだ時のセリフ。

 

前作に続き、ループ説を匂わせる描写で終わる。

『約束の時』は、死海文書の予言にあるサードインパクト〜人類補完計画完遂(約束の日)までを指したものだと思われる。

ちなみに、防いだはずのサードインパクトは次作の『Q』で甚大な被害をもたらしており、シンジ君はさらに精神的に追い込まれ全く幸せになっていない。パラレルワールド説が有力なのは、サブタイトル(notのやつ)を含めてこの辺りの描写から。

 

「反復練習さ。同じことを何度も繰り返す、自分が“いいな”って感じられるまでね。それしかない 」

-ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qより

シンジとの連弾中、いい音を出したいと言うシンジに対して。

 

さりげなくループ説を匂わせている描写。

 

「全て”インフィニティのなり損ない”たちだ 」

-ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qより

セントラルドグマの最深部に降りる途中、壁に埋まった物体を見て。

 

詳細はもちろん不明だが、旧劇場版の人類補完時の赤い影に酷似している事から、『インフィニティ』=人類補完が完了した後の進化体で、前作で中途半端に終わってしまったサードインパクト(ニア・サードインパクト)の影響で『なり損ない』になった、という説が有力。

 

「おかしい、2本とも形状が変化して揃っている 」

-ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qより

Mark6とリリスに刺さった2本の槍を見て。

 

カヲルはカシウスとロンギヌスの槍、両者を得て”世界を変える”事を目的としていたが、そこに刺さっていたのはなぜか二本のロンギヌスの槍。なぜ両方ともロンギヌスの槍かは定かでは無い。

ロンギヌスの槍(アンチATフィールドを司る)で世界を壊し、対となるカシウスの槍でもう一度世界を再構成させられるのではないか、という見方が有力。

「そうか……そう言うことか、リリン!」と言うこの後に続くセリフの真意は……

 

分かりません。

この辺りは次作で明らかになると、諦めてる方が大半のようです。ゲンドウかゼーレに対しての発言であることには間違い無いと思いますが……。

 

「まさか第1使徒の僕が13番目の使徒に堕とされるとはね」

-ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qより

二本の槍を抜いた直後のセリフ。

 

人間の体にアダムの魂を持つカヲルは、”第1使徒”に限りなく近い存在。そのカヲル君が操縦する13号機に”第12使徒”が取り込まれる様子から、1+12で”第13使徒”になったのでは?という多少安易な見方もできるが、詳細は不明。

上記のサイトで考察がまとめられているので、ご参考にどうぞ。

 

「ごめん、これは君の望む幸せではなかった。ガフの扉は僕が閉じる」

-ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qより

フォースインパクトの前触れ時、シンジに対する死に際のセリフ。

 

ガフの部屋・扉という単語の詳細はもちろん劇中で明らかにされていないが、ユダヤの伝承による”
生まれてくる子供の魂が集まっている部屋”が元になっているのは確実。

作中で唯一分かる事は、インパクトの前触れ時には必ずガフの扉が開くという事と、カヲルくんが死んでもガフの扉は閉まらなかったという事だけ。カヲル君なんで死んだの

最後に

まとめてみると、本当に訳わかんない事ばっかり言ってますね。シンジ君が泣いてしまうのも納得です。

特に新劇場版:Q はカヲル君の出番が多いだけあって、意味不明な発言が増えています。

まぁ、この”訳の分からなさ”を考察していく事がエヴァの魅力だと個人的には思っているんですが、前作の序と破が分かりやすい展開だったために、度が過ぎて駄作扱いになっちゃった感が否めないのは確かですね。

2020年に公開予定のシン・エヴァンゲリオン劇場版で物語の締め括りになるはずですが、今までの謎の殆どが明かされないまま終わってしまいそうで恐ろしい……。むしろ更に謎が増えそう。

そもそも2020年に出るかどうかが怪しいらしいですが……。

気長に待つとしましょう。ではでは。