アルベール率いる司法警察と、ギョーム率いる治安総局。
そこにルパン一味が交わり、黒い手帳を巡って三つ巴になって盛り上がってきたルパン三世PART5。
今回のタイトルは『”ルパンを棄てた男”』
ルパンとアルベールの過去が垣間見える回でした。
サムネイルは殺し屋集団の一人のアラニエちゃん。可愛いですが、記事中では特に触れません。
前回までのあらすじ
黒い手帳(警察のお偉方の犯罪ファイル)を巡り対峙したルパンとアルベール。
事前に仕掛けを仕込み、用意周到でアルベールを呼び出したルパンだったが、全て見破られて返り討ちに。
二発被弾させたアルベール。ルパンの命までは取らず「なんで殺さなかったか分かるか?俺がお前に勝つところを見せてやるためさ(ドヤァ」と言い残し去ろうとする。
9話のざっくりネタバレあらすじ
ルパンを返り討ちにしたアルベール。
ルパンの意識が途切れた頃……
次元と五右衛門先生が登場。
アルベール自体はトドメを刺す気は無さそうでしたが、とりあえず難を脱したルパン。
次元たちが去ったすぐ後に……
ギョーム側(治安総局)の刺客が登場。アラニエちゃんです。よろしくお願いします。
ルパンをうまく出し抜いたアルベールでしたが、開始3分で黒い手帳を奪われてしまいます。
アジトでルパンを介抱する次元と五右衛門。
アルベールとの関係を気にする二人に、ルパンはぼそりと一言。
「あいつは……ルパンを棄てた男さ」
短いルパンの回想へ。
若き日のルパンとガストン。
盗みに入ったルパンだったが、アルベールに先を越されてご機嫌ナナメ。
この時のアルベールに司法警察の片影はなく、泥棒として活動しているようです。
ルパンの回想中、街を出て行く様子のアルベール。
ル「行っちまうのか?なら三世は俺がいただくぜ」
ア「好きにしろ」
ル「潔く負けを認めるってことか?」
ア「まさか。そうじゃないのはお前が一番分かってるだろ」
「チンケな盗みはもう飽きた。俺はこれからもっとデカいものを盗みに行く」
茶化しながら何を盗むのかルパンが聞くと、「フランス」と不敵に答えるアルベール。
どうもこの時からファイルを利用した”国取り”を計画していたようですね。
回想が終わり、本編へ。
殺し屋集団”ジョゼ一味”と手を組んでいた治安総局のギョームでしたが、黒い手帳の価値を知ったジョゼに裏切られてしまうハメに。
ジョゼは右の悪人ヅラ。左はジョゼと手を組んだ政治家のカルベス。
保守派のカルベスは、手帳を利用して治安総局を脅し、不穏分子を泳がすことで意図してテロを引き起こします。全ては次回のフランス大統領選のため。民衆の指示を集めようと画策します。
一連の流れで黒い手帳が利用されている事を知ったアルベール。
弱みを握られている警察としては動けないため、個人で手帳を回収しようと動き出します。
ジョゼの居所を吐かせようとギョームの元へ。
が、そこには縛られたギョームとルパンの姿が。
ジョゼ一味への報復を企むルパンと、黒い手帳を奪還を図るアルベール。
利害が一致した両者は、一時的に共同戦線を結びギョームに尋問を仕掛ける――。
9話終わり。
少しずつ見えて来たアルベールの過去
今回は3度の回想があり、ぼんやりと過去のアルベールとルパンの関係が見えてきましたね。
”ルパン三世”の名は世襲制か否か
気になったのが「三世は俺がいただくぜ」というルパンの発言。ルパンとアルベールは、過去に三世の名を巡って争っていた描写がされていました。
前記事で書いた通りアルベールが先代、もしくは初代ルパンの血族で、さらに泥棒であれば争って当然。
別の線が考えられるのであれば、”ルパン”の名は最も優れた怪盗に与えられるという説。
2代目(ルパンの父親)に言われたのかどうかまでは定かではありませんが……。
熱い展開としては、ルパン2世が二人の泥棒の師匠ってパターンかな。ルパン三世のアニメシリーズでは初代アルセーヌ・ルパンはよく出てくるけど、2世はほとんど出て来ませんからね。
アルベール同門説
7話目に登場以降、終始どこかルパンを意識させるアルベールさん。
自在に声を変えたり、モノクルを掛けたり……ジョゼ一味に襲われた際に使った目くらましも、袖ボタンのギミックから出すあたりがルパンっぽい。
回想シーンで、先に盗みに入ってルパンを出し抜いたアルベール。
紙幣の肖像を自分に変えるユニークさも、ルパンそのもの。
同門だとすれば、同じ師に教えられているわけだから手口が似てもおかしくないかも。
次回はジョゼ一味 VS ルパン一味&アルベールの激突。
アラニエちゃんが次元あたりにあっさりとやられそうで心配。命日は来週かな。
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