MacでChromeを使うメリット、Safariを使うデメリット

seeyou-safari WEB

こんにちは。Chromeユーザーです。

MacBookに乗り換えた10年前からApple標準のSafariではなく、Chromeを使い続けてきた筆者。

M1 Mac(BigSur)のSafariがすごい、と言う話をTwitterやYouTubeなどで見聞きし、半信半疑ながらしばらく使ってみました。

  • 消費電力が3/4になる
  • Apple製品との連動性○
  • サクサク

って感じでSafariがChromeに勝るメリットとして挙げられていますが、何度使おうと努力しても、結局はChromeに戻ってきちゃってます。

ごめんなさい、使いづらいんです!

確かに年々使い勝手は良くなってるんですが、Chromeと比べると「なんでこれが出来ないんだ」と不満を感じる事が多く、規定のブラウザに昇格させるには躊躇いを覚えてしまいます。

 

Apple製品が大好きな筆者がiPhoneと同じようにSafariを使わない理由は、広告ブロック機能とアニメーション、この二つの違いが大きいからです。

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ほとんど機能しないMac Safariの広告ブロック

僕はMacBookAirを利用するときもiPhoneでSafariを使うときも、99%のサイトで広告ブロック機能を利用しています。

使用しているABP

  • AdBlockPlus (Chrome, mac)
  • 280 blocker (Safari, iPhone)
  • AdGuard pro (Safari & app, iPhone)

PCを使用してYouTubeの広告は5年以上見てませんし、サイト内に貼られている広告を間違って誤クリックする事もほぼありません。

Chromeの拡張機能の一つであるAdBlockPlusを利用しているからです。

大した設定も必要なく、インストールして起動するだけでほぼ全ての広告をブロックしてくれる優れもの。もちろん無料です。

 

Safariにも似たような名前の拡張機能は存在しますが、無料の広告ブロッカーはまともに機能しません……。
YouTubeも動画内広告がガッツリ出ますし、普通のサイトでもフィルタを通り越して表示されてしまいます。

iPhoneでお世話になっているAdGuard proのように落としきりのアプリであれば試そうかという気にもなりますが、ほとんどの広告ブロックはサブスク課金。

じゃあChrome使うわ、と思ってしまうわけです。

 

加えてChromeのAdBlockPlusは広告以外の要素も簡単に消す事ができるため、よく訪れるサイトがある場合は超重宝します。

 

例えば、ニコニコ動画の場合。

niconico-normal-2

こちらが何の対策もしていないページ。

コメント欄に広告。プレミアム会員登録を促す表示が動画の画面内、ステータスバー等に複数。
見えてはいませんが、下にも多数の広告があり、動画再生時も当然のように広告が流れます。

 

そして、下が必要の無い要素と広告を拡張機能で排除したページ。

niconico-non-ad-2

超快適です。

 

動画再生前に流れる広告や通常の広告はデフォルトで消え、プレミアム会員登録を促すポップアップや、買う気の無いニコニコ市場などのサイトパーツなどは設定で丸々消し去っています。
シークバーを動かす際に表示される「プレミアム会員なら〜」的なやつも消せます。

3週間に一回くらいのペースで現れる、Wikipediaの「寄付してください」というメッセージすら、無慈悲に消すことが出来ます。

 

要素のブロックもサイト上でクリックしていけば簡単に設定ができるので、毎日PCを触る筆者としては手放せない存在。

もしこの機能がSafari限定の拡張機能だったら、間違いなくSafariを利用しています。
そのくらい、優秀な拡張機能です。

不便に感じるSafariとChromeの微妙な違い

seeyou-safari

「Safariの方が速い!」

という話をよく聞きますが、僕の環境ではChromeの方が速いです。

 

起動に関してはSafariの方が確かに速いですが、それはアプリを完全に終了している場合。
普通にMacを使っていればタスクで常駐しているので、起動のスピードはSafariと同じくChromeも一瞬。

M1 Macであれば、Apple向けに作られたChromeバージョンもあるのでなおさら速く動いてくれます。

 

ネットサーフィン中の動作も、僕の環境ではChromeの方がキビキビ動いてくれます。

前述したABPによる広告ブロックの存在も大きいですが、Safariはページ間移動(戻る&進む)時に余計なアニメーションがついてくるのが個人的にかなりマイナスポイント。

実際、Chromeはページ移動した瞬間に動かせますが、Safariはページめくりのようなアニメーションを挟むので、硬直時間が発生してしまいます。
僅かな時間ではありますが、調べごとをしている度に発生するとげんなりしちゃうんですよね。

そして、なぜかこのアニメーションは設定でオフに出来ません。Why?

 

また、僕は普段検索にはGoogleを使用していますが、Safariだと検索結果画面のレイアウトが稀に崩れたりするのも気に入らない。

全画面表示にすると検索バーにツールバーが覆い被さったりと、安定しません。

アドレスバー上の検索で文字を入力しようとすると、Macの売りであるライブ変換がなぜか機能しないのも地味に気になります。
もちろん、これも設定でどうにかなる問題ではなく、仕様です。

 

細々とした部分ですが、日常的に使っているとどうしても気になってしまうのです……。

iPhoneではSafariを使ってますし、出来たらMacでも使いたいんですけどね……。

他Apple製品との連動はChromeでも気にならない

僕はiPhoneではSafari、MacではChromeを利用していますが、不便だと感じることはほとんどありません。

ブックマークはブラウザ間で簡単に同期出来ますし、キーチェーンとChromeで使用しているパスワードもGoogleアカウントにログインしていれば知らぬ間に同期されているので、全く困りません。

他のAppleデバイスで開いているWEBサイトを開く機能『Handoff』(超便利!)も、iPhoneでSafariを使って見ていたとしても、Mac側ではChromeで開いてくれます。

もちろんMac側のChromeで見ているページも、iPhoneのSafariで閲覧可能。
Safariで新しいタブを開くと、下の方に「Siriからの提案」と表示されます。

Chrome & Safari間で困ることを強いてあげるならば、閲覧履歴とブックマークが共有されないことくらいです。

YouTubeなどの閲覧履歴はアカウントごとに記憶されているので困りませんが、調べごとのために検索して表示したWEBサイト履歴などは異なるブラウザ間で同期されることはありません。

どちらかに完全に移行するのであれば、大した手間ものくブックマークも履歴もまとめて引越しすることは出来ますが、両方とも使い続けるとなるとこの辺りがネックになります。

バッテリー節約ならSafari > Chrome

Safariを試してみようかな……とOSが刷新される度に思う要因の一つが、SafariとChrome使用時のバッテリー消費の違い。

これは間違いなくSafariの方が充電は長く持ちます

 

前々から「Chromeはメモリを食いすぎる」と話題になっていますが、まさにその通りで、たとえAppleプロセッサ向きのChromeバージョンを使用したとしても、電力効率にはSafariに軍配が上がります。

mac-battery-m1

バッテリーの残量を表示するステータスバーには、たとえ一つのタブしか開いてなかったとしても「エネルギーを著しく消費中」と毎回表示されてしまいます。

以前までのIntel CPU のMacBookであれば”発熱 & ファン回転”という分かりやすい症状で警告してくれますが、M1 Macに冷却するためのファンはありません。

M1 MacにChromeはヤバいんじゃないか……という不安も当初はありましたが、数日使用して考えが変わりました。
Chromeでどれだけ動画閲覧しようと複数のタブを開こうと、ほとんど発熱した試しが無かったからです。

 

そして、当然バッテリー消費も気になりません。

Safariを使用するとChromeより駆動時間が1時間延びるらしいですが、M1 Mac自体が従来のIntelモデルより6時間も延びているので、誤差の範囲。

Chromeをメインで使ったとしても、僕の使い方であれば充電なしで二日くらいは平気で持ちます。

Safari & Chromeのメリット&デメリット

まとめ。

Macbookで使用する上でのSafariとChromeのメリット&デメリットを簡単におさらい。

Safari

  • iPhoneと相性抜群
  • 消費電力少なめ
  • 拡張性×
  • バグ多め

触れてませんでしたが、Safariだと何となくフォントが綺麗な気がします。
が、書体を指定しているサイトがほとんどなので、あまり意味は……。

やはり拡張性に乏しい点が最大のネック。

広告ブロックをChromeのABP並みに使おうと思ったら、かなりの知識が要求されると思います。

Chrome

  • 拡張性最高
  • Appleチップに正式対応済み
  • Googleアカウントで他デバイスとの連携が簡単
  • メモリ消費×

ABPが超優秀。これにつきます。

Youtube、ニコニコ動画、ブログ、ほとんどのサイトのあらゆる広告が拡張機能をダウンロードするだけで消えてくれます。

ABPのデフォルトで消えない広告は、海外の怪しいサイトで出てくる迷惑ポップアップくらいですが、フィルタを追加で設定してやれば大抵はブロック可能。

僕はあまり興味が無いのでよく分かりませんが、アダルトサイトで頻繁に表示される鬱陶しいGIF広告、ポップアップなども「いちごフィルタ」などを導入すれば、綺麗さっぱり消えてくれます。

 

Mac標準ブラウザですし、Safariを使いたい気持ちは準Apple信者である筆者も当然持っているんです…….。
ですが、残念ながら使い勝手は未だにChromeが断然上。

ABP並みの広告ブロックの導入、ライブ変換バグの修正、UIのカスタマイズなど、その他細々とした不満点が改善されたら、またSafariを使ってみようかなと思ってます。

Safariがんばれー

アプリの広告を非表示にできる『AdGuard pro』が優秀すぎる件
実際に入れてみて衝撃的だったのでレビュー。Safariなどを経由したYouTubeでの動画広告はもちろん、アプリ内の広告まで真っ白に消せるアプリ『AdGuard Pro』の導入方法をご紹介。
この記事を書いた人
ゆず

沖縄離島在住の30代。東京のマンモス大学を卒業後、リゾートバイトで各地を転々とし、南の島に落ち着く。
主にQOLを高める情報を発信中。好きな麻雀の役は「一発」。

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