【RMT】とてもよくわかるアカウントトレード詐欺の仕組み

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先日、ゲームトレードでアカウント売買を行いました。

 

20,000円ほどで落札されて、無事に取引を終えたわけですが

 

ゲームトレード、知らん間に魔境になってました。

いやぁ、詐欺業者の多いこと多いこと・・・

 

NFTなどで、サービス以外の目に見えないデータが取引される時代。

そう遠くない未来で、無法地帯と化しているRMT界隈もボチボチ規制が始まるのではないかしら。

てなわけで、今回は「こんなことしてどーすんの?何がしたいの?」と思ってしまう、RMT詐欺のお話。

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フィッシング詐欺

まずは筆者が一番辟易させられたDiscord等に販売者を誘導させる外部誘導タイプの詐欺。

被害者となるのは売り手側と買い手側両方で、手口は主にフィッシング詐欺。

詐欺の流れ

  1. 販売しているアカウントに「商品の詳細が知りたいから、ディスコードを通してリアルタイムで見せてくれ」とコメントを残す
  2. ディスコードを通して見せた後、「アカウントを買いたいからココのサイトで売ってくれ」とURLを貼り外部誘導を促す
  3. 詐欺サイトで取引
  4. アカウントだけ取られて終了

あの手この手で本物そっくりの偽垢トレサイトに誘導し、その際にログインIDとパスワードを掠め取る、という一連の手口がフィッシング詐欺

上記の例は出品中の一例。
購入後の取引の際にも入金前に外部誘導を促してくるケースがあるので要注意。

また、フィッシングでは売り手側だけでなく買い手側が被害に合うケースもある。

詐欺の事例

  1. アカウントを購入後、トレードサイト内で連絡中に「このフォームで本人確認を行なってください。確認後にゲームアカウントのIDとPWが送信されます」などと誘導
  2. 偽サイトでログインIDとパスワードを入力→トレードサイトのログインIDとパスワードが詐欺師に抜かれる
  3. トレードサイトに不正ログイン→勝手にレビュー&取引を完了されてしまう
  4. ゲームアカウントは貰えず、レビューした事によって取引が完了したと見なされ、振込金だけ抜かれる

メジャーなトレードサイトのほとんどは、購入者が商品を確認後に相手をレビューし、初めて販売者に売上金として計上される。

全く内容の違うアカウントを渡されたり、購入された瞬間にとんずらしたりするのを避けるための仕組みだが、不正ログインで強制的にレビューされ売上金を抜かれてしまうとどうしようもない。

対応策

  • 取引中に相手の提示した外部リンクを一切踏まない

フィッシング詐欺に引っかからない対応策としては、とにかく相手の提示した外部リンクを踏まないこと。

URLリンクがgametrade~から始まっていても、取引ページで運営を名乗るアカウントが出てきても、とにかく無視。
QRコードを貼ったり、あらゆる手で騙そうとしてくるので、とにかく外部誘導してくる相手は避け、怪しいと感じたら取引を止めること。

取り返し、乗っ取り

超メジャーな詐欺。被害者は購入側

詐欺の事例

  1. アカウントを購入し、取引を進めてアカウント情報を教えてもらう
  2. 通常通りゲームを楽しむ
  3. 数日後、突然ゲームアカウントにログイン出来なくなる
  4. さらに数日後、自分のゲームアカウントがトレードサイトに出回っているのを見かける

手口はシンプルで、商品を受け渡した後にアカウントを復帰させるだけ。

最近は色々なSNSやOSの連携サービスがあるので、それらを悪用されて取り返しされるパターンが多い。

対応策

  • アカウント連携、個人情報がほとんど入力されていないアカウントを購入する
  • 祈る

一部のゲームとSNS間では、一度アカウントの紐付けをしてしまえば解除が難しいものが多く、連携解除されていない状態で売られているものも多い。

ログインIDとパスワードを変えていたとしても、連携サービスを使えばそれらの入力無しにログイン出来てしまうゲームが多いため、注意が必要。

 

それなら、何の連携もされていないアカウントを買えば安心安全!

 

なんてことは全くない。

方々で言われていることではあるが、ほとんどのゲームは規約でアカウントの譲渡を禁止している。

ゲーム運営会社は、あらかじめ交わされた規約を守ってくれるという条件でサービスを提供しているため、ゲームアカウントの権利はファーストオーナー(ゲームを開始し、今までプレイしてきたユーザー)が最優先。

故に、仮にアカウントトレードサイトで取り返し詐欺にあったとしても、ゲーム運営会社に訴えるのは無駄。
ゲームアカウントの「乗っ取り」の場合はユーザーのアカウントを守るために動いてくれるが、規約違反をしているユーザーのために動いてあげるほど、優しくはない。

 

仮にアカウントトレードサイトで取引を終え、IDとPW、各種紐付けの情報などを書き換えたとしても、悪質なファーストオーナーが「アカウントを乗っ取られた」とゲーム運営に報告すれば、それまでの課金歴やカード情報、前のIDやPWなどのファーストオーナーしか知り得ない情報と引き換えに、復旧(取り返し)されてしまう可能性があるのだ。

何の連携もされていないアカウントを買い、IDとPWを新しいものに設定し直したとしても、取り返しのリスクはある、ということはアカウントを購入する際に覚悟しておかなければならない。

なるべく安全に取引を行うために

前述した通り、100%安心安全にゲームアカウントをトレードする方法は存在しない

筆者個人は出品7回&購入1回で計8回のトレードしか行っておらず、今のところ詐欺被害を受けたことがないが、トレードサイトで誘導詐欺絡みのコメントに何の対策も取られていないところを見るあたり、いつか何かしらの詐欺に遭うと思っている。

そんな話を聞いてもアカウントを買いたいっ!売りたいっ!という方は、以下の点に注意して自己責任でトレードを行うこと。

アカウントを出品する際の注意点

・公式サイト以外のURLを踏まない
・入金が反映されるまでアカウント情報を教えない

売り手側の注意点はシンプル。
とにかくフィッシング詐欺に注意すること。

「こちらのやり方だとスムーズに取引ができる」「公式が推奨しているやり方」「この方法だと手数料がかからない」などの甘言を弄して誘導してくるので、とにかく無視。
公式通りのトレード方法を守ること。

購入する際の注意点

・取引中、公式サイト以外のURLを踏まない
・明らかに怪しいアカウント、購入者からは買わない
・同じゲームを大量に売り買いしている出品者は避ける
・他サービス連携が解除されていないアカウントは避ける
・購入後、すぐにIDやパスワードを変える
・レビューはゲームアカウントを隅々まで調べてから行う
・祈る

出品者と同様に、こちらもフィッシング詐欺に注意

アカウントトレードサイトのアカウントID&パスワードがフィッシングで抜かれてしまうと、商品を渡される前に勝手にレビューされてしまい、購入代金だけ掠め取られる危険性がある。

 

また、明らかに怪しいゲームアカウントは避けることも大事。

ありがちな詐欺アカウント

  • 同じような商品名、所持キャラ、画像を用いて大量出品しているアカウント
  • 全キャラ完凸!などの明らかに強すぎるアカウント
  • 有償のガチャ石が大量にあるアカウント
  • 説明文がテンプレなアカウント

Amazonのレビューと同じで、各個人の評価・取引数は全く当てにならないことが多いので注意。
フィッシングで抜いて不正に使用しているアカウントの可能性もあるし、アカウントトレードサイトが詐欺師を放置している場合もある。

 

「有償のガチャ石が大量!」なんてアカウントも要注意。
アカウントを譲渡する前に大量に購入し、トレードが成立してアカウントの受け渡しが完了した後に返金申請する、なんていう事もありうる。
この手法は「原石購入代行」などでも多く見られる典型的な詐欺パターン。

 

前述したようにファーストオーナーに悪意があれば、取り返しなどはほとんどの場合防ぐことは出来ない。

それに加えて、データの改竄やチート行為で育てられたアカウントなども見分けることも難しく、購入して遊んでたら数週間後にBAN、なんてこともあるかもしれない。

綿々と注意喚起をしてみたものの、最終的には取り返しや詐欺商品でないことを祈るしかない。

トレードサイトも安心安全ではない

最後に、トレードサイトについて。

「本人確認で安心安全」「商品が渡されなければ全額返金」

おそらく全部嘘なので、信頼しないように。

筆者がよく利用するのは、ユーザー数が多めで、UIが分かりやすいゲームトレードというサイトなわけだが・・・

 Googleのクチコミ評価は驚愕の星1.2

これ、5、6件のレビューじゃないんすよ・・・80件以上レビューされて1.2・・・1.2て・・・

詐欺師に騙された行き場のない怒りと悲しみ、規約違反と知りながらアカウントを売買する若干の後ろめたさがGoogleのクチコミという嘆きの場に流れ着き、体験内容を書き綴った結果がこの低評価。

初めてアカウント売買を利用する際は、非常に勉強になるため閲覧しておくとよいでしょう。

 

基本的に、どのRMTサイトも取引終了後のトラブルは不介入。

仮に取り返しがあったとしても、トレードサイトには「警察に行け」とあしらわれ
とどのつまりは泣き寝入りになります。

当然ですが詐欺師側がやってることは全て犯罪なので、絶対にやらないように

上記リンクはフィッシングと取り返しの逮捕例。

 

「自分は捕まらない」なんてアホな考えは抱かないようにしよう。

サイバー犯罪の検挙数は1年で約1万件。
ニュースにならないだけで、捕まるやつは捕まっているのです。

この記事を書いた人
ゆず

沖縄離島在住の30代。東京のマンモス大学を卒業後、リゾートバイトで各地を転々とし、南の島に落ち着く。
主にQOLを高める情報を発信中。好きな麻雀の役は「一発」。

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