「アニメが好き」
ひと昔前ならオタクと蔑まれた趣味も、著名な小説や人気漫画のアニメ化に伴い、今ではポピュラーな文化の一つとなりました。
今回オススメしたいのは『アニメ・ジャズ』
書いて字のごとく、アニメのOPや挿入歌をジャズアレンジしたもの。
自由度が高いジャズだからこそ、表現できるアニソンの世界があります。
自分の好きな作品ならきっと気にいる曲が見つかるはず。
JAZZ初心者にも聴きやすいアニメジャズCDランキング
1位:ジブリ・ジャズ ―ALL THAT JAZZ―
タイトルの通りジブリの名曲をジャズアレンジしたCD。
日本で生まれて育ったならまず間違いなく聴いたことがあるだろう、という曲が収録されています。
ジブリ音楽でお馴染みの久石譲さん。作曲した数々の作品のメロディーラインは、どれもジャズによく合います。
『ジブリ・ジャズ』シリーズは2枚出ており、どちらもかなりオススメ。
TSUTAYAにも並んでるところが多いので、ぜひ視聴してみてください。
ALL THAT JAZZさんが出されているCDは多数あり、エヴァやルパン等のアニソンもカバーしています。
シリーズを通して好きな曲は、『ジブリ・ジャズ』1作目に収録されてある「海の見える街」
魔女の宅急便で田舎娘のキキが初めての遠出で期待に胸を膨らませ、物語の舞台になる港街へ来た時に流れる曲。
2位:ディズニー・ミーツ・ジャズ ~トリビュート・トゥ・ウォルト・ディズニー ーGIL GOLDSTEINー
ご存知ウォルト・ディズニー・レコードから出た1枚。鍵盤奏者として著名なギル・ゴールドステインが監修しています。
収録されている曲はどれも馴染み深いものばかりで、日本の喫茶店やホテルにテレビなど、生活の至る所でアレンジされたものが流れています。
ジャズ初心者にもオススメの1枚。
お気に入りの曲は「Someday My Prince Will Come」と「When You Wish Upon A Star」
「いつか王子様が(邦題)」は、ジャズアーティスト達の間でもスタンダードな名曲ですが、元はウォルト・ディズニーの1937年のアニメ『白雪姫』の挿入歌として有名になった曲。
ジャズピアニストの巨匠デイブ・ブルーベックが、息子の持っていたディズニーの曲の作品集に感銘を受けてCDに収録した事で、ジャズミュージシャン達の間に瞬く間に広がり、今日に至るそうです。
ジャズアニメ『坂道のアポロン』の文化祭のシーンでも使われていました。律子がボンに惚れる要因になる曲。もはやジャズの定番となっている名曲です。
「星に願いを(邦題)」は1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌。
タイトルだけでも目にする事は多いのではないでしょうか。多分、今ではピノキオと聞くと、配管工が主人公の某アクションゲーム名脇役キャラのイメージの方が強いと思います。
こちらもアメリカ映画主題歌ベスト100の7位にランクインしていて、ディズニーを象徴する代表的な曲の一つになっています。
3位:プラチナ・ジャズ・アニメ・ヒッツ・セッションズ ―ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ―
日本のアニメで大ヒットした数々の曲を、スウェーデン最高峰のジャズミュージシャン達がヨーロピアン・ジャズに再構成して収録したコレクション・アルバム。
このバンドのプロデューサーであるラスマス・フェイバーは親日家としても有名で、卓越した腕をもつジャズミュージシャンを束ねて、30歳という若さでアルバムを仕上げたそうな。
全曲、めっっっっっちゃカッコいいアレンジに仕上がってます。
『るろうに剣心』のテーマ曲である「そばかす」は原曲も良いですが、Platina Jazzが手掛ければ華麗にSwingさせたお洒落なジャズ風味に。
ジブリやディズニー、という知名度を考慮から外せば、間違いなくアニメジャズの帝王はPlatina Jazz。
それぐらいどのCDも最高の出来です。個人的には上位二作品よりもこっちの方が好き。
プラチナジャズのアニメシリーズは、2018年現在5枚のCDを出しています。
どれもオススメですが、自分の好きな曲をYoutubeで探してコレ!ってアルバムを買いましょう。
番外編
CDでは出されていませんが、動画共有サイトに上げられた創作もめっちゃカッコいいジャズアレンジがあります。
Youtubeやニコニコ動画などで「【好きなアニメ名】 ジャズ」と調べれば出てくるはず。
自分が最高!と思った良曲は、誰かしらが共感して演奏してくれているものです。
アニメではありませんが、個人的にハマったのはSFCの名作『クロノ・トリガー』のジャズ・アレンジ。
これを機にジャズにハマってみてはいかがでしょう。
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