Mac版Chromeで発生する謎のプチフリーズの原因を特定してみた

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M1MacBookAirを購入して、3年が経った。

初のAppleシリコンを搭載したMacBookAirで、正直に言うと購入時は不安だったものの、結果的には買って大正解。

約1000日間、旅行時以外のほぼ毎日使い続けているが、故障らしい不具合はほとんど皆無。
持ち前のバッテリー性能も優秀で、1日3時間以上は使っているが満充電時の最大容量がまだ85%と、買い替え前のMacBookAir2013と比べると使用可能時間も寿命も(ついでに性能も)2倍以上という素晴らしい仕事ぶりを発揮してくれている。

 

今もこうしてM1MacBookAir君で執筆しているわけだが、不満が一つ。

それはGoogleChromeを使用していると、なぜか頻繁にプチフリーズを起こすこと。

症例

  • 主にスリープ解除後に起きやすい
  • テキストを入力しようとするとレインボーカーソルがクルクル回る
  • フリーズ時間は2〜3秒
  • MacOS,Catalina以降全てで確認

これらの症状は、すべてChromeのみで起こる。

Chromeを開いたまま画面をパタンと閉じ、外出。
3時間後くらいに開き、Chromeの検索バーで文字を打とうとすると、2・3秒ほどレインボーカーソルがクルクルと回ってプチフリーズする・・・といった現象に、M1MacBookAirに買い替えてからずっと悩まされていた。

 

Safariを使わせるためのAppleの陰謀かと思ったが、Windowsのエクスプローラーごり押しと違ってAppleはブラウザに関しては割と寛容だし、Appleシリコン向けにわざわざ作られたブラウザをそこまで無下にするとは考えずらい。

 

しかし、「Mac Chrome フリーズ」などと調べても、解決方法は全く見つからず・・・
最新版への更新、拡張機能の削除、ブックマークの削除、メモリ解放、試せそうなものを全て試したが、どれもダメだった。

3年間このプチフリーズと共に戦ってきたわけだが、先日、ついにその問題が解決したため、同じように悩まされているユーザー向けに備忘録を残すことにした。

環境

  • M1MacBook Air2020 RAM16GB
  • MacOS,Catalina,Big Sur,Monterey,Ventura,Sonoma
  • AppleシリコンMac専用Chrome ~Ver121.06…(arm64)
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重くなる原因はGoogle Chrome flagsにあり

結論から書くと、筆者の場合はGoogle Chrome flagsをいじった事が原因だった。

Google Chrome flagsは、アドレスバーに『chrome://flags』と打ち込むことで設定可能なChromeの実験オプションであり、いわば隠し設定

スクロールを滑らかにしたり、複数のダウンロードプロセスを平行したり、タブのプレビューを表示させたりと、flagsでは様々な実験的な機能をONにすることができる。

 

筆者はM1MacBook Airでは一切flagsでの設定は触っていなかったが、先代のMid2013では低スペックな事もあり、「Chromeを速くする裏技!」といった具合のブログをどこかで見かけて、中身を全く理解せず勧められるがままに設定したことがあった。

どうやら、M1MacBook Airに買い替えた際に丸ごとデータ移行をしたため、はるか昔のChromeのflags設定がM1MacBook Airに引き継がれてしまっていたらしい。

 

偶然flagsの設定に関する記事を見つけ、「あぁ、こんなのあったなぁ。懐かしい・・・」と感慨深く眺めて、久々にflagsをいじってみたものの、途中で何を設定したか分からなくなり、全てのflags設定をリセットしたのが、約3日前。

そして、長年悩まされていたChromeのプチフリーズバグが解消され、レインボーカーソルが全く現れなくなった事に気づいたのが、現在。

まさかPCを買い替える前に設定した実験オプションが不具合を起こしているとは・・・

flagsの初期化は超簡単で、アドレスバーに『chrome://flags』と入力した後にflagsの設定画面に飛び、右上のReset allボタンをポチッとするだけ。

中古で買ったMacbookや、誰かから譲り受けた人、僕と同じようにはるか昔にflags画面をいじった記憶がある人は、是非試してみていただきたい。

その他にフリーズしそうな原因とか

以下、筆者が試してダメだったことリスト。

flagsが犯人じゃなかった方はお試しあれ。

原因

  • ChromeがAppleシリコン対応か確認する
  • ブックマークを減らす
  • 拡張機能を消す
  • ハードウェアアクセラレーションON/OFF
  • メモリセーバーON/OFF
  • キャッシュ・閲覧履歴・検索履歴等のデータ削除
  • キーボード設定で推測候補関連の設定をいじる
  • 入力ソースを変える

下二点はmac側の設定。

ブックマークはChromeが固まりやすくなる原因らしい。が、筆者の環境では50個ほどブックマークを保存しているが、今のところ重くなるといった不具合には見舞われていない。

 

アクティビティモニタで確認するとChromeのメモリ使用量が白目になる程使われている事がわかるが、並行して重いアプリを起動することも無いので、今のところ特に無問題。

本当はより軽い標準のSafariを使いたいところだが、Chromeの拡張機能(主にUblockOrigin)が優秀すぎるのと、閲覧履歴のWindows,iPhone等の共有、パスワード共有が便利すぎてイマイチ移行する気にならんのですよね。

こんな感じでデバイス間でページを共有できるのがめちゃ便利。command+Yでお手軽。

 

Safariさん、もうちょい頑張ってくれないかしら・・・

この記事を書いた人
ゆず

沖縄離島在住の30代。東京のマンモス大学を卒業後、リゾートバイトで各地を転々とし、南の島に落ち着く。
主にQOLを高める情報を発信中。好きな麻雀の役は「一発」。

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