先日、Switchの正規コントローラーであるジョイコン(Joy-Con)が壊れていることに気づきました。
購入してから三ヶ月目くらいで、スティック部分が誤反応を起こすジョイコンドリフト現象は当然のように発症していましたが、強く押し込んでグリグリすれば症状が軽くなってましたし、ゲーム上のキャラがゆっくりと歩く程度だったので放置してたんですが……
久々にブレス・オブ・ザ・ワイルドをプレイしてみたくなり、二ヶ月ぶりくらいにSwitchを起動させると、ソフトを選ぶ段階で既に怪しい挙動。
案の定、ゲームを起動するとリンクが一直線に崖に向かって走っていくではありませんか。
Switch側の設定で『コントローラーの更新』や『スティックの補正』をしても、当然効果はなし。
それどころか、なぜかRボタンの効きまで悪くなっていて、4回に1度くらいしか反応してくれません。
新しくコントローラーを買っても、また同じようなペースで壊れたら出費が嵩んでしまいます。
何か改善策が無いかなーと調べてみると、どうも接点復活スプレーが故障したジョイコンに効果的だという情報が。
どうせ修理に持ち込む気も無いですし、このままゴミ箱に捨てるくらいなら足掻いてみよう、ということでホームセンターへ出向き、購入したスプレーをシュシュっとかけてみました。
- 左&右スティックのドリフト
- Rボタンの感度が悪い
接点復活スプレー to ジョイコン
今回購入したのは、呉工業さんの『接点復活スプレー』
ホームセンターで500円くらいの商品です。
任天堂に修理に出すと4000円ほど取られる上に、再度壊れるかもしれないというリスク付きなので、費用対効果を考えると安い出費。
用途に「スイッチ」と書いてますが、もちろんNintendo Switchのことではありません。部屋の電気をつける時にポチポチっと押すスイッチの方です。
使用する際は自己責任でお願いします。
使い方は至ってシンプル。付属する細長ノズルをスプレー缶に挿し、故障が見られる箇所に吹きかけるだけです。
筆者のジョイコンの故障箇所は、Rボタンと両スティック。
まずはRボタンを爪で少し浮かせるようにしてから、中に液体を送り込むようなイメージで短くワンプッシュします。
勢いよく液体が出てくるので、押しすぎに注意。
塗布した後は、数回ボタンを押して中で馴染ませます。
次はアナログスティック。
スティックの根幹部はゴム製のカバーで守られているので、爪楊枝などの細長い棒状のものでめくってやる必要があります。この中にゴミが溜まるとドリフトの原因になるらしいので、エアダスターを持っている人はこのタイミングで掃除してもいいかも。
ボタンの時と同じように、短くワンプッシュ。
使用した後はグリグリっとスティックを回し、中で馴染ませます。
液体が外部へ漏れてしまった場合は、繊維ゴミの出ない布などで優しく拭き取ってあげましょう。
接点復活剤は油なので完全に乾くことはありませんが、なんとなく数時間放置。しばらく待ってからゲームを起動して、動作確認をしてみることにします。
接点復活スプレーはジョイコンドリフトに……効く!
1時間後。
結論から言うと、ジョイスティックは完全に近い状態まで治りました。
Switchの設定から行える、スティック補正での動作チェックでも、不具合は見られません。
かなり多めに塗布したように見えたため、操作時の感触が変わってしまうのではないかと不安でしたが、こちらも全く問題なし。
左右両方のジョイスティックに発生していたドリフト問題を見事に解決してくれました!
※二ヶ月ほど経った現在でもドリフト等の不具合はありません。
Rボタンに関しても、最初のテスト時はほぼ完璧に直ってくれていました。
「すげー!接点復活スプレーあれば任天堂の修理なんていらないじゃん!」
と感動したのも束の間、残念ながら日を追うごとに再度接触が悪くなり、注意して押さないとRボタンが反応しない状態に逆戻り。
いろいろ調べてみると、どうやらRボタンもスティックに次ぐジョイコンの壊れやすいパーツの一つらしいです。お前豆腐で出来てんのかよっ!
元凶である任天堂に修理を出すのも馬鹿らしいので、自分で直してしまおうかとも考えましたが、Rボタンはなぜか基盤に直付け仕様になっていて、はんだ付けしないと無理なようです……。
というわけで、サードパーティのプロコンをAmazonでポチ。
YouTubeなどでも確認しましたが、素人には到底無理そうだったので、潔く諦めることにしました。
右のジョイコンの買い替えは、任天堂がまともな新製品を開発したら……ですかね。
アメリカやフランス、カナダなどでは集団訴訟も起きている上に、社長は「Joy-Conの件はごめんなさい」と株主総会でも謝ってますし、何らかのアクションが起こると期待したいです。
最後に
「僕のジョイコンも直ったよー」という意見も多い『接点復活スプレー修理』ですが、試される方は自己責任でお願いします。
接点復活スプレーに限らず、自分で直そうとして仮に失敗しても、今後一切メーカーの正式な修理は受けられません。
筆者のように純正ジョイコンに見切りをつけ、どうせ捨てるくらいなら、と割り切った考えをお持ちの方のみ、推奨します。
接点復活スプレーは500円くらいですし、ワンコインで直るならラッキー!程度に考えてください。
Rボタンが効かないため筆者のジョイコンは『スーパーボンバーマンR』専用コントローラーと化してしまいましたが、中華製コントローラーと併用して使うたびに、故障さえなければ…と残念な気持ちになります。
新しいプロコンは特に何の考えもなく適当に買ったんですが、ジョイコンと比べるとボタンが大きかったり、硬かったりと少し違和感を感じるんですよね。
その分頑丈で、壊れにくそうではありますが…。
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