案件です。
毎度お世話になってるSOUNDPEATSさんから、イヤーカフイヤホン『Clip1』を送ってもらいました。
ガジェットに関しては多少辛口なワタクシ、たとえ案件と言えどド直球で包み隠さず不満を言う、本来レビューには全く適さないライターなわけですが、なぜか新商品が出る度に紹介を依頼されてます。さては記事見てねぇな!?
SOUNDPEATS Clip1詳細
まずは簡単な商品詳細。

内容物はいつも通り。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- USB A to Cケーブル
- 説明書
イヤーカフタイプなので、イヤーチップなどは付属していない。

なんとこちらの商品は、あの大橋伸太郎氏が審査委員長を務める『VGP2025Summer』で金賞を取得したイヤホン!審査自体は初耳だったが、調べてみるとカラアゲ金賞より信頼がおける歴としたオーディオビジュアル機器の総合アワードらしい。
| 最大持続時間(単体) | 8時間 |
| 最大持続時間(ケース込み) | 40時間 |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 |
| 急速充電 | 10分で2時間使用可 |
| タッチ操作 | 本体のSロゴ、ドライバー、軸部の3箇所 |
| 対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
| 防水性能 | IPX5 |
| その他対応してるやつ | マルチポイント、Dolby Audio、ハイレゾ、DynamicEQ™ Pro アルゴリズム |
最大持続時間は、ケースを含めると40時間。前作のUUイヤーカフイヤホンと比べると、約10時間ほど性能がアップしている。
前作との違いとして、今作はLDAC(ハイレゾ)に対応。
しかし、とても悲しい事に筆者はAppleユーザー。MacとiPhoneは残念ながらLDAC形式に対応していない(SBC,AAD形式では使用可能)ため、真価を測ることはできない。

充電ケースは大きめ(画像左下)。上のUUイヤーカフイヤホンケースと比べても若干サイズがアップしている。厚さもアイコス二箱分くらいあるため、小さいガジェットを愛するユーザーからすると少し残念ポイント。
イヤーカフイヤホンの形状的にケースが大きくなるのは避けられないのかも?

イヤホン本体はソフトシリコン素材で、装着感もヨシ。
で、これ1番面白いのが、左右の区別が完全に無い。
前作のUUイヤーカフイヤホンも同様の仕様だったが、右と左の出力を入れ替えるにはケースに一旦戻す必要があった。Clip1ではその仕組みさえ無くなり、装着時点で右耳か左耳かを自動判別するらしく、一々ケースに戻す必要がなくなった。
んなアホな……とYouTubeで出力テストを行ってみると、確かに入れ替えても正常なステレオ方式で聞こえてくる。
どういう仕組みなんだろう……。
音質や使用感について
音質の評価ですが……
並➕です。
30代中盤に差し掛かり、モスキート音も聞こえなくなった耳で評価をするのも烏滸がましいですが、オープンイヤー型イヤホンとしては十二分と言える性能ではあると自信を持って言えます。
プラスをつけたのは、UUイヤーカフイヤホンより明らかに高音質になっていたから。これは音質というより、音の広がりというか、臨場感が増した、という言い方の方が適当かも。オープンイヤー型のイヤホンだと物足りなくなりがちな低音域の音もしっかりと聞こえる。

まさかこれはDolbyAudioに対応した影響……?と感心していたが、調べてみるとドルビーアトモスでエンコードされた特定の音楽、映画などの音声コンテンツでないと効果がないらしい。
使用シーンとしては、ジムやランニングなどの運動時、家での動画視聴やゲームなどはおすすめ。
音楽鑑賞など、音に没入したい場合などはカナル型イヤホンやクローズ型ヘッドホンには遠く及ばないためノイズキャンセリング機能がついたものを選んだ方が良いだろう。
音漏れこそ少なめだが、オープンイヤーは外部の音を遮断しないため、通勤時などで音楽を楽しみたい場合なども同様におすすめできない。
Amazonのレビューを検証してみる
①

耳のはめ心地に関しては、間違いなく個人差。筆者は3時間ほどつけても痛くなるような事はなかった。
操作性に関しては、耳の位置調整程度ではセンサーの誤動作は無い。というのも、こちらのイヤホンはシングルタップ非対応。初期状態ではダブルタップで再生と一時停止、右と左のトリプルタップで前の曲&次の曲に振り分けられているため、誤動作はほとんどない。
アプリに関してはUIというよりユーザー登録をしなければいけないのが超BADポイント。
②

左右自動認識は問題なし。
音量調整は、正確には出来なくは無いが、アプリで設定する必要がある。PeatsAudioなるアプリを取得し、『コントロールをカスタム』からタップ動作を変更できる。
しかし、恐らく誤動作のクレームからだと思うが、シングルタップを廃止した事によりカスタムできるコントロールがダブルタップ×2、トリプルタップ×2の4パターンしか無くなってしまった。
この中から4パターンを取捨選択して設定しなければならない。出来たら長押しで5パターン欲しかったかな……。
③

遅延はあります。が、FPSゲーム以外で気になるレベルではありません。
SOUNDPEATSといえばゲームモードですが、ONにしてもほとんど変わったようには感じないかも。
まとめ
日常遣いだと全然アリ。
用途的には自宅内での使用か、汗蒸れが気にならない運動時などシーンではオススメ。逆に、雑音を消し去りたい通勤時や、没入感を求める場合にはカナル型のイヤホンやその他の密閉式を選ぶべし。


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