先日、少し困った電話が筆者に来た。
友人が、フィリピンへの旅行を筆者に誘ったのである。
フィリピンの公用語は、英語。
六大学卒で、長年大型のホテルのフロントや予約での勤務経験アリ。海外のお客さんとの接点も非常に多い僕にとっては、気軽な日常英会話や事務的な会話などは、もちろん全く話せません。
大学で唯一落とした必修科目は英語だけでしたし、ホテルの仕事で外国のお客さんが来たら、話せる人に丸投げというスタンスを取って来たので、困る事は無かったんですよね。
が、旅行となると話は別。
一緒に行く友人がペラペラなら何の問題も無かったんですが、高校時代の英語の答案を見せてもらった時に We elected him(私たちは彼を選んだ)を、We erected him(私たちは彼に勃起した)と書いていたので、残念ながら僕以下の英語力は確定。
彼本人も「英語は任せた」的な事を電話で言っていたので、僕同様、高校を卒業した後も英会話力は伸びてはいないようです。
ま、いつかは覚えたいと思っていたので、ちょうど良い機会という事で英語を学ぶことに。
リゾバ中のため、近くに英会話教室なんてオシャレなものはありません。
ってなわけで、AppleStoreの有料アプリランキングで常にTOPにいる『Real英会話』を試してみました。
月額料金等は無しの落としきりアプリです。
Real英会話ってこんなアプリ
Real英会話は、ネイティブが実際に使う英会話フレーズを例文付きで「聞いて」「発声して」「学習」する事が出来るアプリです。
有料アプリ欄のDLランキングを見る度に上位に必ずいるので、かなりの人気のようです。
アプリ紹介の欄にも「約100万ユーザーのトップセラー学習アプリ」と書いてあります。スゴイ。
このアプリの特徴的なポイントはこんなところ。
- 3000以上のフレーズを学べ、定期的に新しいフレーズが更新される
- 月額料金なしで落としきり
- 全フレーズに例文やコメント、音声付き
- オフライン再生等、多彩な機能
- クイズ形式で学べ、発声チェックも可能
定期的に更新される大量のフレーズ
2018年11月現在、このアプリに収録されているフレーズ数は3086。
この全てのフレーズは日本語訳はもちろん、会話形式の例文付きで、ワンタッチで音声を聞いたり、発声練習をする事が出来ます。
単なる英語訳だけではなく、「こういった場面で使えるよ」って感じのワンポイントアドバイスが中々イイ感じ。
各フレーズは電話や接客、旅行等のシーンでカテゴリー分けされていて、一度アプリを落としたら、月額料金や追加オプション等を購入する必要もなく、定期的にフレーズが追加されていきます。
また、分からないフレーズはこのアプリの製作者である『テリー先生』に質問出来るリクエスト機能も。
こちらの機能は過去に先人が質問した履歴を見る事ができ、その他のフレーズ同様リスニング、発声チェックも可能なので、実際に紹介されているフレーズは前述した総フレーズ数より増えそうです。
もちろん、全ての質問に答えてくれる訳ではありませんが、こちらは毎日の様に更新されているので、日常英会話で使えそうなフレーズであればピックアップしてもらえそうです。
読み上げスピードを変えたりする多彩な機能
洋画を観れば分かると思いますが、ネイティブの英会話ってめっちゃ早いんですよね。学生の時の授業が如何に優しかったかよく分かります。変なあだ名ばっかり付けちゃってごめんね……。
Real英会話では、英語の読み上げスピードを簡単に変更可能。
「え?なんて?」って感じで速すぎて聞き逃してしまう時は遅くし、逆にScatman Johnクラスで聞きたい方はより再生スピードを速くする事が出来ます。
その他にも、指定した複数のフレーズを自動再生させてくれる機能の詳細設定であったり、フレーズ選択時の日本語・英語の表示設定等、これいる?ってくらいの多くの設定項目があります。
個人的に嬉しかったのは『オフラインモード』の設定。
一部(というか大半)のフレーズで音声を聴く時は、微細な容量ながらもダウンロードのためにデータ通信が必須ですが、オフラインモードを選択すると、全てのフレーズの音声データをダウンロードしてしまう事ができます。
携帯通信容量を少しでも抑えたい場合に、Wi-fi接続時に音声を一括でダウンロードし、オフライン状態でアプリを使用する事ができます。
リスニング・スピーキング・ディクテーションから選択出来る学習機能
Real英会話は単にフレーズを聞き覚えるだけでなく、学習できる機能もついています。
これ、結構面白いです。
感覚的に言うと、進研ゼミの付録みたいな感じ。ゲーム感覚で学べます。
スピーキング(発音)が英会話初心者にとっては結構難しいんですが、本格的に判別してくれるので練習になります。
最初に引っかかってしまったのがwalkとwork。
自分ではworkと発音しているつもりでも、何回やっても聞き取り結果がwalkに。
アプリの聞き取り方が悪いんじゃね?と不貞腐れてた所で、Youtubeで調べてみるととても分かりやすい例が。
口の形に注意するだけでかなり違うもんなんですねぇ…….。
ディクテーションというのは、書き取りの事です。
流れる英文を聞き取り、正確に英単語を入力するというもの。リスニングで耳を鍛えつつ、スペルを覚えたい、って方にオススメ。
スピードクイズは、英和・和英の4択形式と、リスニングしてから単語の並び替えで文法を作る形式の3種類。
制限時間を過ぎたり、何度か間違えてしまうと終了してしまうゲーム形式になっています。
Real英会話のダメなところ
個人的には見つからなかったので、アプリのレビュー欄を覗いてみました。ご参考までに。
- 『リクエスト機能』は答えてくれるとは限らない
- 発声練習をすると、人によっては落ちる
- 発声練習が難しすぎる
テリー先生は聖徳太子ではない
アプリのレビューを見ると、リクエストを送ったんだけど答えてくれない!という寂しがり屋さんがちょこちょこいます。
当たり前です。
DLランキングに連日載っているようなアプリに、そのようなマンツーマンのエデュケーションはエクスペクトするべきではありません。ユーザーも50万以上は確実にいるでしょうし。
おそらく、1日に来るリクエストは1000件以上あるでしょうね……。そのうちの半数は課題とか宿題をテリーさんにやらそうとしているに違いありません。多分。
ググってすぐ分かるようなフレーズはテリーさんも無視するでしょうし、明らかに日常的な英会話でない、つまらないリクエストもスルーされると思います。
テリーさんを翻訳マシーンとして利用するのではなく、「このフレーズ、日常英会話で使えそうだな」と思えるような質問を送ってあげましょう。
IOSバージョン、利用機種によっては不具合も?
現在のReal英会話のバージョンではレビューも落ち着いていますが、一昔前は「アプリを起動したら落ちる」「発声練習をしたら強制終了する」と言った不具合がユーザーによっては生じたようです。
発声練習の際にSiriの機能を使っているみたいなんですが、この辺りが不具合の原因になってくるのかな?
僕個人は3週間くらい使っていますが、突然落ちたという経験は今のところありません。
発声練習は本当に難しい?
発声練習(スピーキング)の可否判定がシビアだという意見も。
これは……どうなんですかね?
記事中盤に書いたように、僕もWorkが発音できず、アプリのマイク判定がずっと「Walk」になっていました。
音声を聞いて真似ただけでは何度やっても上手く行かなかったため調べてみると、この二つの発音に結構引っかかる人はいる様子。Youtubeでわざわざ紹介されていました。
んで、お手本通りに口の形を変えて発音してみると、すんなりと合格判定。
「発声練習が上手く反応しない」ってレビューしている方は、もしかしたら僕の様にヘタクソなだけかもしれません。
認識してくれない場合は、まず調べてみましょう。
最後に
今のとこ使い心地はすごくいいので、自信を持ってお勧めできます。
発声練習は結構ハマりそうです。最近の音声認識システムはかなり進化してて、安定感があります。周りに誰かいるときにやると恥ずかしいので、一人の時を見計らって練習しましょう。
各フレーズは2、3文の会話文で形成されているので、全フレーズの垂れ流しとかでもリスニング力は十分に高められそう。
価格は今(2018年11月)のところ600円みたいです。
少し前までは480円くらいだったような気がしますが、缶ジュース1本分高くなっちゃいましたね。
ちなみに、某ゴルフ選手でお馴染みのスピードラ◯ニング初級セットが5万ちょいくらい。
本アプリは100分の1くらいのお手頃価格なので、お試しには丁度いいかもしれません。
ではでは。
先日、少し困った電話が筆者に来た。
友人が、フィリピンへの旅行を筆者に誘ったのである。
フィリピンの公用語は、英語。
六大学卒で、長年大型のホテルのフロントや予約での勤務経験アリ。海外のお客さんとの接点も非常に多い僕にとっては、気軽な日常英会話や事務的な会話などは、もちろん全く話せません。
大学で唯一落とした必修科目は英語だけでしたし、ホテルの仕事で外国のお客さんが来たら、話せる人に丸投げというスタンスを取って来たので、困る事は無かったんですよね。
が、旅行となると話は別。
一緒に行く友人がペラペラなら何の問題も無かったんですが、高校時代の英語の答案を見せてもらった時に We elected him(私たちは彼を選んだ)を、We erected him(私たちは彼に勃起した)と書いていたので、残念ながら僕以下の英語力は確定。
彼本人も「英語は任せた」的な事を電話で言っていたので、僕同様、高校を卒業した後も英会話力は伸びてはいないようです。
ま、いつかは覚えたいと思っていたので、ちょうど良い機会という事で英語を学ぶことに。
リゾバ中のため、近くに英会話教室なんてオシャレなものはありません。
ってなわけで、AppleStoreの有料アプリランキングで常にTOPにいる『Real英会話』を試してみました。
価格は今のところ600円。月額料金等は無しの落としきりアプリです。
Real英会話ってこんなアプリ
Real英会話は、ネイティブが実際に使う英会話フレーズを例文付きで「聞いて」「発声して」「学習」する事が出来るアプリです。
有料アプリ欄のDLランキングを見る度に上位に必ずいるので、かなりの人気のようです。
アプリ紹介の欄にも「約100万ユーザーのトップセラー学習アプリ」と書いてあります。スゴイ。
このアプリの特徴的なポイントはこんなところ。
- 3000以上のフレーズを学べ、定期的に新しいフレーズが更新される
- 月額料金なしで落としきり
- 全フレーズに例文やコメント、音声付き
- オフライン再生等、多彩な機能
- クイズ形式で学べ、発声チェックも可能
定期的に更新される大量のフレーズ
2018年11月現在、このアプリに収録されているフレーズ数は3086。
この全てのフレーズは日本語訳はもちろん、会話形式の例文付きで、ワンタッチで音声を聞いたり、発声練習をする事が出来ます。
単なる英語訳だけではなく、「こういった場面で使えるよ」って感じのワンポイントアドバイスが中々イイ感じ。
各フレーズは電話や接客、旅行等のシーンでカテゴリー分けされていて、一度アプリを落としたら、月額料金や追加オプション等を購入する必要もなく、定期的にフレーズが追加されていきます。
また、分からないフレーズはこのアプリの製作者である『テリー先生』に質問出来るリクエスト機能も。
こちらの機能は過去に先人が質問した履歴を見る事ができ、その他のフレーズ同様リスニング、発声チェックも可能なので、実際に紹介されているフレーズは前述した総フレーズ数より増えそうです。
もちろん、全ての質問に答えてくれる訳ではありませんが、こちらは毎日の様に更新されているので、日常英会話で使えそうなフレーズであればピックアップしてもらえそうです。
読み上げスピードを変えたりする多彩な機能
洋画を観れば分かると思いますが、ネイティブの英会話ってめっちゃ早いんですよね。学生の時の授業が如何に優しかったかよく分かります。変なあだ名ばっかり付けちゃってごめんね……。
Real英会話では、英語の読み上げスピードを簡単に変更可能。
「え?なんて?」って感じで速すぎて聞き逃してしまう時は遅くし、逆にScatman Johnクラスで聞きたい方はより再生スピードを速くする事が出来ます。
その他にも、指定した複数のフレーズを自動再生させてくれる機能の詳細設定であったり、フレーズ選択時の日本語・英語の表示設定等、これいる?ってくらいの多くの設定項目があります。
個人的に嬉しかったのは『オフラインモード』の設定。
一部(というか大半)のフレーズで音声を聴く時は、微細な容量ながらもダウンロードのためにデータ通信が必須ですが、オフラインモードを選択すると、全てのフレーズの音声データをダウンロードしてしまう事ができます。
携帯通信容量を少しでも抑えたい場合に、Wi-fi接続時に音声を一括でダウンロードし、オフライン状態でアプリを使用する事ができます。
リスニング・スピーキング・ディクテーションから選択出来る学習機能
Real英会話は単にフレーズを聞き覚えるだけでなく、学習できる機能もついています。
これ、結構面白いです。
感覚的に言うと、進研ゼミの付録みたいな感じ。ゲーム感覚で学べます。
スピーキング(発音)が英会話初心者にとっては結構難しいんですが、本格的に判別してくれるので練習になります。
最初に引っかかってしまったのがwalkとwork。
自分ではworkと発音しているつもりでも、何回やっても聞き取り結果がwalkに。
アプリの聞き取り方が悪いんじゃね?と不貞腐れてた所で、Youtubeで調べてみるととても分かりやすい例が。
口の形に注意するだけでかなり違うもんなんですねぇ…….。
ディクテーションというのは、書き取りの事です。
流れる英文を聞き取り、正確に英単語を入力するというもの。リスニングで耳を鍛えつつ、スペルを覚えたい、って方にオススメ。
スピードクイズは、英和・和英の4択形式と、リスニングしてから単語の並び替えで文法を作る形式の3種類。
制限時間を過ぎたり、何度か間違えてしまうと終了してしまうゲーム形式になっています。
Real英会話のダメなところ
個人的には見つからなかったので、アプリのレビュー欄を覗いてみました。ご参考までに。
- 『リクエスト機能』は答えてくれるとは限らない
- 発声練習をすると、人によっては落ちる
- 発声練習が難しすぎる
テリー先生は聖徳太子ではない
アプリのレビューを見ると、リクエストを送ったんだけど答えてくれない!という寂しがり屋さんがちょこちょこいます。
当たり前です。
DLランキングに連日載っているようなアプリに、そのようなマンツーマンのエデュケーションはエクスペクトするべきではありません。ユーザーも50万以上は確実にいるでしょうし。
おそらく、1日に来るリクエストは1000件以上あるでしょうね……。そのうちの半数は課題とか宿題をテリーさんにやらそうとしているに違いありません。多分。
ググってすぐ分かるようなフレーズはテリーさんも無視するでしょうし、明らかに日常的な英会話でない、つまらないリクエストもスルーされると思います。
テリーさんを翻訳マシーンとして利用するのではなく、「このフレーズ、日常英会話で使えそうだな」と思えるような質問を送ってあげましょう。
IOSバージョン、利用機種によっては不具合も?
現在のReal英会話のバージョンではレビューも落ち着いていますが、一昔前は「アプリを起動したら落ちる」「発声練習をしたら強制終了する」と言った不具合がユーザーによっては生じたようです。
発声練習の際にSiriの機能を使っているみたいなんですが、この辺りが不具合の原因になってくるのかな?
僕個人は3週間くらい使っていますが、突然落ちたという経験は今のところありません。
発声練習は本当に難しい?
発声練習(スピーキング)の可否判定がシビアだという意見も。
これは……どうなんですかね?
記事中盤に書いたように、僕もWorkが発音できず、アプリのマイク判定がずっと「Walk」になっていました。
音声を聞いて真似ただけでは何度やっても上手く行かなかったため調べてみると、この二つの発音に結構引っかかる人はいる様子。Youtubeでわざわざ紹介されていました。
んで、お手本通りに口の形を変えて発音してみると、すんなりと合格判定。
「発声練習が上手く反応しない」ってレビューしている方は、もしかしたら僕の様にヘタクソなだけかもしれません。
認識してくれない場合は、まず調べてみましょう。
最後に
今のとこ使い心地はすごくいいので、自信を持ってお勧めできます。
発声練習は結構ハマりそうです。最近の音声認識システムはかなり進化してて、安定感があります。周りに誰かいるときにやると恥ずかしいので、一人の時を見計らって練習しましょう。
各フレーズは2、3文の会話文で形成されているので、全フレーズの垂れ流しとかでもリスニング力は十分に高められそう。
価格は今(2018年11月)のところ600円みたいです。
少し前までは480円くらいだったような気がしますが、缶ジュース1本分高くなっちゃいましたね。
ちなみに、某ゴルフ選手でお馴染みのスピードラ◯ニング初級セットが5万ちょいくらい。
本アプリは100分の1くらいのお手頃価格なので、お試しには丁度いいかもしれません。
ではでは。
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