つい最近になって、初タブレットを入手しました。
Amazonタイムセール時には驚異の3,000円台で買える、コスパ最強と名高い『FireHD8』です。
居酒屋で注文の時に使うタブレットぐらいの性能しか期待していなかったんですが、これが中々便利。
机に立てかけて手軽に調べ事が出来るサブディスプレイになったり、ニコ動やYouTube動画を垂れ流ししたり、寝転びながら漫画を読んだりと、かなり充実しています。
が、アンドロイド化すると如何せんメモリ不足になり、動きがカクカクになってどうしようか迷っている時に調べて辿り着いたのが、MicroSDを使用した『仮想メモリ化』
手元にMicroSDが無かったので、1,800円という超格安のJNH製『microSDXC 128GB』をAmazonで購入。
利用して感動したので、ついでに実測値等をご紹介します。
JNH microSDXCについて
microSDと言えば、SanDiskやSAMSUNGなどが有名どころ。
JNHというブランド名は一切聞いたことはありませんでしたが、Amazonではやたらと高レビューになっています。
- 他社と比較すると圧倒的に安い
- Androidなどのアプリケーション処理に特化したA1規格
ちなみに、発売元は東京文京区ですが、メイドイン台湾です。
商品説明では、案の定隠しきれない日本語の下手くそさが垣間見られます。
レビューに関してもどうせ中国製にありがちなサクラ評価だろう、と期待せずに見てみると、思ったより日本ユーザーのまともなレビューが多いようです。
性能&スペック
JNHmicroSDXCの仕様に関しては、下記の通り。
容量規格:microSDXC
最大Read:100MB/s
最大Write:80MB/s
スピードクラス:Class10,フルHD対応
UHS-I:クラス3
アプリケーションパフォーマンスクラス:A1
ビデオスピードクラス:V30
最大読込速度と書込速度は盛ってるとして、Andoroidなどのアプリケーション処理に最適化されたA1規格なのは筆者にとっては朗報。
FireHDでの使用時は、最新であるA2規格は相性が悪く、動作が上手くいかないようなので……。新しいものが最良とは限らないようです。
書込み・読込み速度の速さを基準とし、microSDには様々なクラスがあります。
最もメジャーなのは最低読込速度を表す『スピードクラス』ですが、これは基本的にClass10が一般的で、こちらのJNHmicroSDも同様です。
速度重視でmicroSDを選ぶ上で重要なのは、UHSスピードクラスとビデオスピードクラスの2点。
UHSスピードクラスは現状でクラス3(最低保証速度30MB/s)がMAXなので、こちらは合格。
ビデオスピードクラスに関してはV30(最低保証速度30MB/s)ですが、それ以上となるとmicroSDでは恐らく存在しなさそうなので問題なしです。
JNH microSDXCが使える端末
別段変わったmicroSDでは無いため、他のmicroSDと同様にほとんどの端末で使用可能です。
- Nintendo Switch
- Xperia、Galaxy、Huawei等の各種Android機種
- FireHD等のタブレット端末
- 4K撮影ドローン各種
流行りのNintendo SwitchやXperia、Galaxyなどのアンドロイド端末にも問題なく利用できます。
注意しなければいけないのは、microSDの容量に対応しているかどうか。
JNH microSDXCは128GBに限らず、その他の容量でも安価な価格設定になっていて、思わず大きな容量を選択したくなりますが、容量が大きくなると端末自体が読み込まない恐れがあります。
512GB以上のmicroSDXCはNGを出している使用機器も多いため、購入前に何GBまでのmicroSDに対応しているかを調べておきましょう。
実際にFireHDに挿して使用してみる
アマゾンでポチって購入。価格は込々で1,880円でした。
商品はメール便による郵送で、ポスト投稿なので不在時でもOKです。
書品説明には【国内正規品5年保証】と書かれていましたが、保証書らしきものは同封していません。パッケージの左上に”5YEARS”と記載があるので、返品をしたい時にはこちらも同封して送ってね、って感じなのかな?
ちなみに、SDカードアダプタは付属していません。
商品はmicroSDのみなので、使用端末にアダプタが必要な場合は注意しましょう。
FireHD8に挿入時の空き容量はこんな感じ。
116GBと最大容量から9%と近く減っていますが、フォーマット時だとこんなもんでしょう。
早速仮想メモリを起動させる『Swapper&Tools』をインストールし、仮想メモリのスワップファイルを/storage/sdcard1に選択。
結果としては……
多分速い
って感じです。
なんとなく速くなった気はしないんでも無いんですが、劇的に速くなったわけでもない。もしかしたらプラシーボ効果かもしれません……。
「root化しないとSwapper&Toolsは正しく動作しない」なんて情報もありますし。
microSDを仮想メモリ化したからといって、SD本来のデータ移行が出来なくなるわけでは無いので、音楽や本などのデータももちろん同期可能。
ま、128GBあれば動画や写真などもある程度入るので、倉庫が得られたと考えれば安いものです。
JNH microSDXCをベンチテストしてみる
ベンチテストでお馴染み(らしい)『A1 SD Bench』を使用してJNH microSDXCを計測してみます。
アプリ自体は無料なので、アンドロイド端末をお持ちの方は既存のmicroSDと比べてみてください。
結果としては以下の通りです。使用端末によって多少誤差があるようですので、あくまで目安として参考にしてください。
読込み(Read) | 書込み(Write) |
59.35MB/s | 40.58MB/s |
ベンチテストの結果、読込みは59.35MB/s、書込み速度は40.58MB/sという結果に。
FireHDではこんなもんなのかな、という印象です。PCで計測するCrystalDiskMarkとはかなり異なる数値のようなので、参考程度にしてください。
……といっても、microSDカードの挿入に関しては限りなく童貞に近い筆者には、速いか遅いか正直に言うと判断できなかったんですが、他サイト様のデータをみる限りではそれなりに速いようです。
まぁ、Amazonの商品説明ページでSanDiskのmicroSDと比較して「ほぼ同じ性能を実現!」と書いているくらいですから、それなりの速度は出てもらわないと困りますが……。
安価に済ませたいなら間違いなくアリ
結論。安くmicroSDを買いたいのであれば、JNHのmicroSDはアリです。
特に、アンドロイド化したFireHDに使うのであれば、超オススメです。今のところ不具合等も見当たりませんし、転送速度なども現状では満足しています。
PCを使ったCrystalDiskMarkでの計測もどうにか挙げたいのですが、実家にWindows機を置きっぱなしなので、しばしお待ちを。
待ちきれない方は、アマゾンレビューで計測結果をアップしているユーザーさんがいるので、そちらを参考にしてください。
ただ、このmicroSDを販売しているJNHという会社ですが、販売元だけ調べると「模造品」とか「絶対買うな」とか中々香ばしい記事がたくさん出てきます笑
特に面白かったのが、製造元を調べると「パナソニック製」だったという下記の記事。
これはもう、逆に安心なのではないだろうか……。
真偽のほどは分かりませんが、不安な方は安心ブランドのSanDiskを購入した方が無難かもしれませんね。
といっても、SanDiskさんも有名ブランドなだけに、通販で買ってもフェイク品を掴まされたりするらしいですし、困ったものです……。
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